ミュージシャンを自称するなら 「聴く力」 を身に付けるべし

アマチュアミュージシャンのライブにおいて、どう見てもヘタクソな出演者が、
「たとえ歌が音痴で、演奏技術が未熟でも、一生懸命に演奏すれば思いは伝わると思います。」
なんてセリフを発したりすることが、ごく稀にありますが、
ハッキリ言って、オイラは不快です。

残念ながら、まったく伝わりません。
そんな 「言い訳」、わざわざ口にしないで下さい。

2016年現在のライブハウス事情には通用しない、古臭い考えであることは承知していますが、
オイラは、「ライブ」 と 「カラオケ大会」 を一緒にしたくはありません。

たとえ技術が未熟でも、出演料さえ払えば誰でもステージに立つことができるシステムより、
ライブハウスのオーナーが、自分が経営するハコに出演するに相応しいと見定めた者しか
ステージに立つことが許されないシステムの方が、オイラは健全だと思います。

残念ながら、前述のとおり、そんなシステムを採用していたら、
現在におけるライブハウスの経営など、ほぼ不可能であることは十分理解していますけどね。

ただ、何度も何度もライブハウスに出演しているにもかかわらず、一向に技術が向上しない出演者や
せっかく複数の出演者が登場するライブを見に来たのに、お目当ての出演者のステージが終わったら
さっさと帰ってしまうお客さんなどを目撃すると、
出演者もお客さんも、肝心の 「音楽に対する思い」 が低下しているように感じます。

こーゆー言い方は不適切とは思いますが、
「音楽を聴く力」 を向上させるためには 「我慢」 が必要です。

昨日のブログ = 「国民の音楽離れが激しい?」 の中で、
音楽に無関心な人たちの約50%は 「現在所有している楽曲で満足している」 と感じている、
旨の統計結果を引用、説明させていただきましたが、
それは、新しい音楽、未知の音楽を 「聴く」 ことが億劫であるからだとオイラは分析します。

そう、実は、新しい音楽を 「聴く」 ことは、結構、人間の脳に 「負荷」 をかけることなのです。

単に 「聞く」 = 「聞き流す」 だけならともかく、ライブハウスのように
「音楽を聴く」 ことに特化した場所に 監禁 (?) されて、
聴いたことのない、アマチュアのオリジナル曲を延々と聴かされることは、
音楽にさほど興味のない一般のお客さんにとっては、かなり苦痛だと想像します。
それが、自分とは縁もゆかりもない、アカの他人の出演者であれば、なおさらです。

先日、惜しくも亡くなった キース・エマーソン は、間違いなく世界のロック史に名を残す、
稀代の名キーボード奏者ですが、果たして、2016年の今日において、
ELPのアルバムを、「聞き流す」 のではなく、ちゃんと 「聴き続ける」 ことのできる
アマチュアミュージシャンはどれくらいいらっしゃるでしょうか?
恐らくプログレ好きなロックヲタク以外の方が聴いても、つまらないと感じるのではないでしょうか?
かくいうオイラも、聴いたことのないプログレアルバム2枚組を一気に聴くのはかなりヘビーです。
ディープなシカゴブルースのライブ盤なら、1枚だけでギブアップですね。

音楽を創る = オリジナル曲を作曲する技術 を養うためには、
まず、「音楽を聴く力」 を向上させることが大事だとオイラは確信していますが、
あなたは、その 「音楽を聴く力に自信がある」 と断言できますか?

そもそも 「音楽を聴く力」 が皆無に等しい人間に 「ステージに立つ資格などない」
と言ったら、言い過ぎでしょうか?


・・・ちょっち話は横道にそれますが、いい機会なのでもう一言。

複数の出演者が出演するイベントライブにおいて、自分の出演時間直前に来場して、
自分の出演が終わったらさっさと帰る、なんて野郎とは、
オイラは絶対に関わりを持ちたくありません。

ああ、そー言えば、自分の出演時間に遅刻して来て、自分の持ち時間をオーバーして演奏して、
次の出演者に迷惑を掛けたのにもかかわらず、さっさとトンヅラしたヤツがいたなあ~。
しかも一度ならず二度までも同じ迷惑を繰り返しやがって。
たとえ歌や演奏技術が上手くても、そんなヤツの音楽に興味は持てませんねえ。

ミュージシャン以前に社会人としてNGでしょ。
(すんまそん、ただの愚痴でした。)




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▼ 月定例やまぼうしライブ











  日時 : 5月13日(金) 19時30分~21時00分
  料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
  内容 : 19時30分~ WoodyBell (アメリカンフォーク)
       20時15分~ あやあね (劇空間音楽



▼ 関連リンク












トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)








※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です

※オイラがファン倶楽部会長(本人未公認)を務めるアマチュアミュージシャン あやあね のブログです

※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクトです

※オリジナル曲や関係各位のライブ音源等をアップロードしてあります

宅録作品や関係各位のライブ映像等をアップロードしてあります

※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません

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