割高なのか割安なのかわからないマルチケーブル

個人でPA機材を揃えようと思ったとき、恐らく多くの人は
第1ステップで、マイク、ミキサー、パワーアンプ、スピーカー、等の主要機材を揃え、
第2ステップで、各種スタンド類、ケーブル類、アウトボード、等周辺機器の
グレードアップを図るのではないか、と推察します。

ひと口に 「周辺機器」 と言っても前述の機材の中でも良し悪しがあり、
また、「あれば便利だけど、なくても何とかなる」 モノも少なくないので、
ついつい後回しにされる機材も多々あります。

本日のお題となる 「マルチケーブル」 などはまさに 
「あれば便利だけど、なくても何とかなる」 の筆頭ではないかと思います。

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マルチケーブルとは、その名のとおり多数のケーブルを束ねたモノであり、
そうさなー、8ch以上のチャンネルを使用するライブの場合は、
マルチケーブルがあるとないとでは、セッティングの容易さが格段に違ってきます。

あればとても便利なマルチケーブルですが、欠点はズバリ 「価格」 。
クラシックプロに代表される安価な製品であっても軽く1万円オーバーとなり、
カナレ等のブランド品であれば5万円超の組合せはザラとなります。

また、マルチケーブルが内部断線したときのメンテは容易ではなく、
修理代がどこまで高騰するのか、恐怖におののくしかありません。

さて、そんな導入のハードルが高いマルチケーブルですが、
最近はこんなシロモノがサウンドハウスから発売されているそうな。

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マルチケーブルでいうところの、上段は コネクタボックスのオス・メス、
下段は セパレートコードのオス・メスという製品ジャンルになると思いますが、
この製品の特異な点は、これらを接続するケーブルが専用のマルチケーブルではなく、
汎用のLANケーブルである、というところ。

以前からLANケーブルをマルチケーブルに流用する裏ワザは、
自作派の方には勝手知ったる方法論のひとつでありましたが、
ついに製品としてリリースされていたとは、つい最近まで知りませんでした。

元々はDMX用機材として発売されているとのことですが、
オーディオマルチケーブルとしても利用可能なので、
これはアイディア次第では実に利用価値のある周辺機器になると思います。

たとえば16chのマルチケーブルシステムを所有している方が、
20chのシステムを組みたいときとか、
PA席からステージ袖のパワーアンプまでの接続用とか、
すでに所有しているマルチケーブルの補助として役に立ちそうです。

オイラもかなり 「欲すぃ病」 が疼いてしまっています。
どーしてくれようか。



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 9月定例やまぼうしライブ
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日時 9月13日(金)19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 500円 (ワンドリンク付き)
出演 19時30分~ 服部敏保 (ギター弾き語り)
    20時15分~ FloatingJam (反則系変態デュオ)






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