瞳がほほえむから

言わずと知れた、今井美樹ディスコグラフィの中でも屈指の名バラード。
オイラ的にはあまりにも有名すぎて、ちょっち敬遠していた曲でもあります。

恐らくこの曲を聴いて 今井美樹 のファンになったという方、
この曲のクレジットを見て初めて 上田知華 という名前を知ったという方は
かなりの数に上ると思います。


昨日ブログった 「Boogie Woogie Lonesome High Heel」 に続く、
今井美樹の6枚目のシングル曲として1989年にリリース。

作詞:岩里祐穂、作曲:上田知華 、編曲:佐藤準


ねえ この世に生まれて最初の朝に何が見えたの
今 その輝きであなただけを見つめている

一面に咲いた菜の花の色 ほら拍手のように揺れてる

迷った遥かな日々 涙じゃなく力にして
あふれる想いを今こそ果てなく抱きしめて

ねえ 憶えてますか めぐり逢いはいたずらだよね
でも 遠い痛みもいつか愛の強さになる

歩き出す肩にとまる光が 二人やさしさへみちびく

感じて あたりまえのありったけの心の声
さわって くりかえす明日を乗り越えてゆくのね

うれしい あなただけが私だけをさがしていた
見つめて ふたつの瞳に言葉はいらないの

ほら 瞳に映るあなたが今ほほえむから


本曲の作詞担当の 岩里祐穂 氏のことはまったく知りませんが、
「悪くないけど、ちょっち冗長な歌詞」 という気がします。

本曲のタイトル 「瞳がほほえむから」 を先に示して、
最後の一節の 「ほら 瞳に映るあなたが今ほほえむから」 まで来て、
「ああ、そーゆーことか」 とリスナーを納得させるという手法が、
すこーしだけ 「クドイ」 と感じてしまったオイラでした。

とはいえ、「あたりまえのありったけの心の声」 という一節は
アイディア賞モノだと思いますぞ。

曲全体を見渡して、上田知華 作品にしては珍しく
ちょこざいな仕掛け (?) が見当たらない、シンプルな芸風というのが
オイラ的第一印象。

強いて言えば、サビの部分の 「時間差ルート移動」 くらいしか、
特記すべきコード進行はないように思えますが、
その上に乗る主旋律は 「流石」 の一言。

サビの部分の8分刻みの 「ま・よ・っ・たあ~」
その次の三連符 「はるかなひび~」 の符割りの組合せなどは
出色の出来だと感じます。

日本語で歌われているので、なんとなくJ-POP然とした曲に聴こえがちですが、
この主旋律は、実は洋楽チックであるというのがオイラの見立てなので
オケはこのままでも マライアホイットニー が英語で歌えば、
かなりソウルフルなバラードに生まれ変わるような気もしますねえ。

上田知華 の音楽の世界観の幅広さを感じさせる名曲です。



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 11月定例やまぼうしライブ






日時 11月9日(金)19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
出演 19時30分~ BLUES和也 (イカサマロック)
    20時15分~ FJ-KOBA
              (ギターインスト・弾き語り)






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