AVENUE

1981年に初めて 上田知華+KARYOBIN のライブを観たとき、
オープニング1曲目で演奏された曲であり、
昨日ブログった 「秋色化粧」 収録のアルバム 「Miss Heart」
A面1曲目を飾るオープニングナンバー 「AVENUE」 でございます。


作詞・作曲・編曲 : 上田知華

ピアノ弾き語り+弦楽四重奏 という演奏形態では、
ノリのよいアップテンポのナンバーは難しいだろう・・・
などというリスナーの危惧を取り払ってくれる、実にグルーヴィーなナンバー。

実際のところ、上田知華+KARYOBIN の演奏形態は、
少なからずクリエイター&パフォーマーとしての 上田知華 の表現力を
制限しているような気がしていますが、この曲を聴くたびに、
逆に制限があるからこそ、あの手この手のアイディアで
様々なハードルをクリアーしているのではないか? と思えてきます。

イントロからロックを感じさせるピアノリフが際立っていて、
途中から重なってくるストリングスが高揚感を煽っています。

朝陽はビルの谷間抜けて シグナルが眩しそうに瞬く
恋した瞬間に変わった 昨日までは北風にうつむいたけど
オフィスに向かうアヴェニュー
いつもと同じ店や行き交う人をなんだか愛したい
様々な巡り合い 自由なこの街

誰もが急ぐ朝の舗道 靴音はそう都会のサウンド
恋した瞬間に変わった 昨日までは寂しさに耳を塞いだ
オフィスに向かうアヴェニュー
それぞれ違う店や行き交う人をなんだか愛したい
様々な生き方で 自由なこの街

うーぬ、ただ単に恋に目覚めた女の子が、
「いつもと同じ風景を見ても、なんだかすべてが輝いて見える」 様を
会社に向かう大通り? 並木道? をモチーフに表現した見事な歌詞です。

コード進行も秀逸ながら、AメロからBメロに移り変わるときの
転調のセンスと主旋律のつながりの美しさったらまさに特筆モノです。

繰り返しになりますが、この素晴らしいアイディアを
あえて 「ピアノ弾き語り+弦楽四重奏」 という 「規制」 の中で
表現しきっている点がまた素晴しいところ。

上田知華の秘めたるポテンシャルを証明するに十分な名曲だと思いますっ。



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 11月定例やまぼうしライブ
日時 11月9日(金)19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
出演 FJ-KOBA (ギターインスト・弾き語り)
    ※もう一組は調整中

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久しぶりにつくったオリジナル曲(デモトラック)























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