秋色化粧

1981年リリース、上田知華+KARYOBIN の7枚目のシングル曲にして
5枚目のオリジナルアルバム 「Miss Heart」 収録曲。
オイラ的チョーお気に入りの曲、「秋色化粧」 でございます。


作詞・作曲・編曲 : 上田知華

ポーラ化粧品のCMソングということで、
まさにクライアントからのオーダーに100%の出来で応えた、
正真正銘のプロの仕事であると確信します。


冷めきった愛と燃え過ぎた恋を黄昏の海に流したい
あなた呼び出した理由などないけど 何より心が欲しかった

二度としないわ こんなさびしい恋なら あなたやさしく夕陽眺めて
君は君らしく感じれば綺麗だぜ 少し秋色化粧して

恋したらいつもその人にすべて合わせて自分を変えてきた
あなたと並んで語り合ううちに心の翳りが消えていた

夏が過ぎてく 背伸びをしてた夏が 無理に着飾る季節はさよなら
明日 桟橋にまたあなた誘いたい 少し秋色化粧して

二度としないわ 自分を捨てる恋なら 熱い涙であなたが揺れてる
君は君らしく感じれば綺麗だぜ 少し秋色化粧して


いや~、詞だけ読んでも実に素晴らしいっ!
ファンタジーとコマーシャルの玉石混合とも言える職人芸っ!

上田知華 の楽曲には 「桟橋」 という単語が散見されます。
本曲も 「桟橋」 が登場する代表的な楽曲のひとつです。

なぜ 「桟橋」 という単語を使うのか?
それは詞に登場する主人公たちの 「場所」 を示す、季語ならぬ 「所語」 なんです。
(注 : そんな言葉ありません。オイラがいま、作りました。)) 

この詞に登場する 「私」 が、大好きな 「あなた」 を呼び出した場所のことを
「海」 と書かずに 「桟橋」 と表現することによって、
リスナーにより身近な 「詞の世界」 の印象を与えると思いませんか?

こーゆー細かい気遣いの積み重ねによって 「プロの作詞」 は成立していると思います。
マチュアのシンガーソングライターが見習うべきポイントのひとつですな。

そして最後のオチが、クライアントから提示されたと思われるキャッチコピー
「秋色化粧」 なんですよっ!

まるで昭和時代の、主人公の名前を連呼するアニメソングのような見事な作詞術。
爪の垢を煎じて飲ませていただきたいレベルです。

なんてな。



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 11月定例やまぼうしライブ
日時 11月9日(金)19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
出演 FJ-KOBA (ギターインスト・弾き語り)
    ※もう一組は調整中

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久しぶりにつくったオリジナル曲(デモトラック)























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