ガット・トゥ・ビー・リアル（その３）
もう少し 「ガット・トゥ・ビーリアル」 ネタにお付き合い下さいまへ。
楽曲の出来が素晴らしすぎて、つい忘れがち・・・でもありませんが、
たまにインターネット上で、「日本で歌唱力の高いアーティストは誰？」 的なトピックを
見かけることがあり、その中で 浜崎あゆみ や ＫＥＩＫＯ （Ｇｌｏｂｅ） 等の名前を
発見したりすると、日本歌謡史の中でも最低クラスだと確信しているオイラなんぞは
「もし、こいつらが 「ガット・トゥ・ビー・リアル」 を歌ったら、さぞズンドコになるに違いない」
と、意地悪く思ってしまいます。
それはともかく、本曲の 「歌」 の部分でオイラ的要注目ポイントはこちら。
メインリフをバックに歌い始めるパートの太字下線部分。
Ｗｈａｔ ｙｏｕ ｆｉｎｄ，ａｈ
Ｗｈａｔ ｙｏｕ ｆｅｅｌ ｎｏｗ
Ｗｈａｔ ｙｏｕ ｋｎｏｗ－ａ
Ｔｏ ｂｅ ｒｅａｌ
いわゆる 「しゃくり上げ」 といわれるテクニック。
「ラ」 → 「シ♭」 へ半音 （１００セント） 音程上昇するワケですが、
（しかも３拍分ものサイズを使って！）
この滑らかなポルタメントのカンジが絶妙すぎます。
一般的に日本の演歌・カラオケ界隈で 「しゃくり上げ」 と言いますと、
歌詞の歌い終わり、もしくはブレス前の区切りポイントの語尾に、
「ピッチ補正」 的に使用するのが通念のような気がしますが、
この 「ガット・トゥ・ビー・リアル」 内では、バイオリンやトロンボーンのように、
「楽器演奏」 的な、滑らかな音程変化という効果を狙ったテクニックと感じます。
ユーチューブ検索していたらこんなボーカルテクニック解説動画を発見すますた。
いや～、まさにおっしゃるとーり！
以前からオイラが主張している内容とほぼ同じで、我が意を得たり！というカンジです。
もし、自分の歌唱力に自信がある、という方 （特に女性） には、
ぜひ、本曲の歌唱、つーか、モノマネにトライして欲しいモンです。
カラオケ、バンド、弾き語り・・・はさすがにキツイか？、いずれの方法でもヨイですが、
低音域から高音域までかなり広いレンジの音域が必要で、
かつ、前述のとおり、自在に操れるピッチのテクニックの上手い・ヘタが
如実に現れることと邪推します。
参考までに、ユーチューブ検索していたら、倖田來未 のカバーを発見。
オイラ的には、予想以上に歌いこなしてらっしゃるという第一印象ですが、
曲のキーが、オリジナルが Bフラットメジャー （Ｇマイナー） であるのに対し、
ひとつ下げて、Aフラットメジャー （Ｆマイナー） にしているのがマイナスポイントかな～。
うーぬ、ヘタではないのに、どーしてもカラオケっぽく聴こえてしまいますねえ。
それにしてもこのオケ・・・
時代の趨勢もあるんでしょうが、なんで日本人がＥＤＭっぽくアレンジすると、
「もどき」 になってしまうんでしょーか。
▼追記
こちらのライブバージョン動画のコメント欄を拝見すると、
（ユーチューブのページに飛んでコメント欄を見てみてくらはい）
・・・オイラ的にはそこまでドイヒーとは思わないんだけどな～
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▼ ９月定例やまぼうしライブ
日時 ９月８日 （金） １９時３０分～２１時００分
会場 コーヒー＆ギャラリー やまぼうし
料金 ＠５００円 （ワンドリンク付き）
内容 １９時３０分～ 丸山研二郎 （アコギ職人）
２０時１５分～ 秋山マサアキ （アコギ弾き語り）
▼ 関連リンク
２０１４年１月１０日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
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