ガット・トゥー・ビー・リアル (その2)
昨日ブログの続き
「Got to Be Real」 は印象的なメインリフと、
Aメロなのかフック (サビ) なのか、どう呼称してよいか
判断が難しいパートの2つのブロックで構成されております。
本日はそのメインリフではないパートについて、
オイラ的 「暑苦しいこだわり」 を語らせていただきます。
▼「Got to Be Real」 の主な歌詞
What you find,ah
What you feel now
What you know-a
To be real
Ooh, your love’s real now
You know that your love is my love
My love is your love
Our love is here to stay
上記の太字下線の部分のコード進行を見ていきます。
Key = B♭メジャー としてみた場合、
Ⅱm7 → Ⅱm7-5 → Ⅲm7 → Ⅳ△7 → Ⅱm7 → Ⅲ7♯9
(Cm7 → Cm7-5 → Dm7 → E♭△7 → Cm7 → D7♯9)
注目すべきは2つ目の 「Ⅱm7-5」 つまり 「ハーフディミニッシュ」。
オイラ的にはこの 「Ooh, your love’s real now」
の部分の 「焦らしのバッキング」 のカンジがまさにドツボでして、
本曲を 超名曲 たらしめている要因は、キャッチーなメインリフと、
この ハーフディミニッシュ進行 にあると確信しております。
蛇足ながら、オイラが楽曲を聴くときにチェックしてしまう項目は次の3点。
1 美しい転調 (移調) を使いこなしているか
2 美しいリハーモナイズを使いこなしているか
3 美しいハーフディミニッシュ進行を使いこなしているか
いちいち 「美しい」 という形容詞を付けているのは、小室哲哉の代名詞である、
あまりに唐突で音楽理論に基づかない転調 (移調) ワザに
「まったく美しさを感じない」 ことを大いに主張したいからに他なりませぬ。
もとい、前述の3項目について、特にアマチュアの作品を聴かせていただくと、
特に 「3」 の点については、完全に使いこなしている方はヒジョーに少ない、
というのがオイラの偽らざる感想です。
その点、筒美京平 作品は ハーフディミニッシュ進行の宝庫 でありまして、
アマチュアミュージシャン各位には、ぜひその点に注意して、
ハナシが逸れましたが 「ガット・トゥー・ビー・リアル」 は、
そのハーフディミッシュ進行が、地味ながら実に効果的に使われています。
この手法を自分のオリジナル曲づくりに流用しないなんて勿体ないっ!
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▼ 9月定例やまぼうしライブ
日時 9月8日 (金) 19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 @500円 (ワンドリンク付き)
内容 19時30分~ 丸山研二郎 (アコギ職人)
20時15分~ 秋山マサアキ (アコギ弾き語り)
▼ 関連リンク
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
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