ガット・トゥ・ビー・リアル(その4)
「ガット・トゥ・ビー・リアル」 を語るうえで絶対に外せないのが、そのグルーヴ 。
一聴した途端に、リスナーの脳に永遠に記録されるんじゃないかと思われる、
ディスコ・ファンク史上最強のリズム・パターンです。
日本でいうところの典型的な 「16ビート」、「ポリリズム」 というヤツですな。
その類いまれなグルーヴを作り出していたレコーディングメンバーが
インターネット検索しまくって、ようやく判明しました。
ドラム: ジェームス・ギャドソン
ベース: デビッド・シールズ
ギター: レイ・パーカー・ジュニア
KB: デビッド・ペイチ
うーぬ、西海岸でも名うてのプレイヤー陣ではなかろうか。
・・・って、デビッド・シールズ って方のプロフィールをオイラはよく知らんけど(汗)
オイラが本曲を聴いて、直感的に感じたのが、
「ゴリゴリのファンクチューンというよりもAOR寄りの都会的なレコーディングだな~」
という感想でしたが、プロデューサーが デビッド・ペイチ と デビッド・フォスター
とくれば、「なるほど」 というところですな。
レイ・パーカー・ジュニア のギターがあまりフィーチャーされていない点が、
唯一の残念ポイント、と言えなくもありません。
もっと、レイ特有のカッティング・ワークをちりばめてもよかったような気がします。
何はともあれ、アマチュアバンドがリズムアプローチの練習をするに際し、
これ以上の教材はない、という名演、超レア・グルーヴなので、
恐らく世界中の数知れない多くのドラマーとベーシストが、
延々とこのコンビネーションの練習を行っているものと妄想します。
もちろん、このグルーヴを完璧にコピーするのは至難のワザで、
オイラも今までに多くのアマチュアカバーを見聞きしてきましたが、
やはりモノホンの足元には及ばない、というのが偽らざる感想です。
その大半のバージョンは、とにかくテンポがオリジナルに比べてとても早い、
つーか、ついつい前のめりになってしまっているものが多いと感じます。
あと、無理にファンクチューンを意識し過ぎて、
過剰にキックやスラップのアタック音を強調する、というバージョンも散見されます。
前述のとおり、本曲は、適度にAORに 「寄せて」 いるので、
その辺の加減も難しいんだろうな~、と感じる次第。
と言うワケで、何度でも繰り返して聴きたい名曲にして、
何度でも演奏してみたい、何度でも歌ってみたい、超名曲でございます。
たった2小節のモチーフの繰り返しだけでも、
工夫次第でこれほどの名曲に仕上げることができる、という素晴しすぎるお手本。
過剰にコードを使いすぎるアマチュアには、これ以上ない教科書とも言えます。
なんてな。
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▼ 9月定例やまぼうしライブ
日時 9月8日 (金) 19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 @500円 (ワンドリンク付き)
内容 19時30分~ 丸山研二郎 (アコギ職人)
20時15分~ 秋山マサアキ (アコギ弾き語り)
▼ 関連リンク
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
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