災害時において 「PA屋ができること」 を考えてみる
オイラが居住する静岡県では、もう30年以上も前から
と言われてきているので、まったく他人ごとではございません。
さて、熊本の地震から一夜明けて、現地では被災者の救助活動が行われている模様です。
ということで、本日はタイトルのとおり、「災害時においてPA屋ができること」 について
述べてみたいと思いますっ。
当然ながら、まっ先に思いつくことは、
「救護所等における拡声装置の設置への貢献」
になると思います。
つーか、PA = Public Adress とは、もともと、
アメリカにおいて、選挙演説を拡声して大衆に広く伝える、という需要から発展してきた、
という由来説もあるくらいなので、このような救護所=公的な場所における拡声こそが、
「本来の姿」 であると言えなくもない・・・かな?
ただし、この場合、自由にAC電源が使えるとは限らないので、
・普段からポータブル発電機をストックしておく
・AC電源以外に電池・バッテリーでも駆動可能なパワードスピーカーを所持しておく
等の配慮も心掛けたいところ。
次に、PA屋とは少し畑違いと思われますが、やはり救護所における被災者ケアとして、
照明・映像機器等の設置のお手伝い、等の貢献もできるのではないか?
幸いにもオイラは巨大災害に被災して救護所に長時間滞在する、という経験がありませんので、
そのような方々の苦労、フラストレーションを実感することができませんが、
恐らく、災害状況、救援情報をリアルタイムで知りたいと思われるのではないか、と推察します。
であれば、たとえば救護所に大型スクリーン+プロジェクターを設置し、
テレビのニュース番組やインターネット放送を投影することにより、
多くの被災者が同じ情報を共有することとなり、いわゆる 「デマ」 の発生を予防できるのでは?
と妄想いたしますがいかがでせう?
また、野外イベント設営の経験がある方なら、各種テントの設置や、
机・椅子等の運搬、さらに荷物を固定するためのロープの縛り方等々、
およそ 「音楽」 とは直接関係のない技術や知識が有効活用できるような気がします。
残念ながら、被災者の多くが 「絶望」 の気持ちを抱いているシチュエーションでは、
どんなに著名なミュージシャンが慰問に訪れようと、あまり効果がないとオイラは思います。
むしろ、その著名なミュージシャンが、ひっそりと、音楽人としてではなく、
ひとりのボランティアスタッフとして救護活動に参加した方が、
被災者の心を救うことができるのではないでしょうか?
オイラは音楽関係者ではありますが、音楽だけでは、政治も世界平和も変えられないし、
災害時における被災者の心もケアできないと思っています。
むしろ、音楽を通して身に付けることができた様々なスキル、人間力、行動力、等の方が、
「自分自身」 を育て、さらには、身の回りの人々の役に立つことができ、
ひいては、社会に貢献できるのだと思います。
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▼ 5月定例やまぼうしライブ
日時 : 5月13日(金) 19時30分~21時00分
▼ 関連リンク
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)
※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です
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※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクトです
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※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません
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