「詞先」 でも 「メロ先」 でもない 「オケ先」 です
ついに、故・大滝詠一 仙人の32年ぶりのオリジナルアルバム
「DEBUT AGAIN」
が発売されました。
・・・が、残念ながらオイラはまだ入手しておりません。(発注済みですけど)
んで、3月25日に発売された 「サウンド&レコーディングマガジン2016年5月号」 では、
この大滝仙人のニューアルバムが巻頭特集されております
宅録ヲタクのナイアガラ―必見の、ヘビーでコアな内容となっておりますので、
そのスジの方には超絶に購読をオススメいたしますっ。
リットーミュージックの紹介文は こちら
本記事の中では、大滝仙人の 「作曲方法」 に関する関係者のインタビューも掲載されています。
その中でもオイラ的にツボだったのがこちらの一節。
大滝仙人のレコーディング = 通称:大滝セッション に参加したレコーディングエンジニア
内藤哲也 氏のインタビュー記事より
「いわゆる詞先、メロ先という制作方法があるとすると、ナイアガラはオケ先ですよね。
大滝さんはスタジオに入るときはメロディは全然できていないんです。
自分の頭の中にはある程度できているのかもしれませんけどね。
で、オケが最初にありきで、そこにメロディを乗せて、さらには歌詞に合わせていきます。
そういう普通と逆の作り方をするというのが面白いですよね。」
ふーむ、なるほど、そーだったのか。
宅録 (一人多重録音) していた方にとっては、決して意外な方法ではありません。
コード進行を決めてから主旋律を詰めていく、という方法とはちょっち違って、
ドラムパターン、ベースライン、ギターのリフやカッティング、
ピアノ系のコードプログレッションと刻みのバリエーション、
そしてブラスやストリングスのウワモノ系を打ち込んでから、主旋律を詰めていく、
という方法論は、ひとえにMIDI機器の進歩のおかげであり、
アマチュアでも大金はたいて機材を揃えれば、自宅でオーケストレーションの試行錯誤が
できることになったというカラクリでござんす。
もっとも、大滝仙人の場合は、MIDIが登場する前の時代であるので、小手先の打ち込みではなく
実際に大勢のプロミュージシャンを集めてのヘッドアレンジから始まり、
徐々に細部を詰めていく、という正真正銘の 「プロ仕様」 の 「オケ先」 なので、
アマチュアの安易で付け焼刃的なアレンジ術に基づく 「オケ先」 とはラベルが違います。
ちなみに80年代バンドブームを実体験した、現在40~50歳台のアマチュアミュージシャンは、
他の世代と比べて多いような気がします・・・が、いかがでせう?
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▼ 4月定例やまぼうしライブ
日時 : 4月8日(金) 19時30分~21時00分
▼ 関連リンク
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)
※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です
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※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません
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