「定額制」 の導入・応用について考えてみる

多くのメディアで報道されているとおり、去る2015年9月9日(現地時間)、
アップルは iPhone6S や iPad Pro をはじめとする新製品を発表しました。

オイラ的には iPad Pro にかなり萌え状態となっておりますが、
それに加えてこちらの記事の内容にも興味をソソられました。



▼上記リンク先の最後のセクションの内容がこちら

3D Touchが最良の進化点。だが本当のは「ハードウェアのサブスクリプション化」か

(前略)
もっとも大きな進化は、「マルチタッチ以来の変化」とアップルが呼ぶ「3D Touch」である。
その使い勝手についてはハンズオン記事もご参照いただきたいが、
簡単に言えば「画面遷移の量を減らす」ための仕組みである。
内容を「チラっと見て元に戻る」という、スマートフォンではありがちな操作について、
見たい項目を「ぐっと押す」ことで対応する。
「戻る」ボタンをiPhoneにつけようとしないアップルの方針にも沿う、
なかなかに技ありな機能である。

iPhone 6sシリーズ内蔵の「タプティックエンジン」。
Apple WatchでもMacBookでも同一名の機構が使われている

ただし問題は、この機能は「使うと便利」だが「言葉では分かりにくい」上に、
そのために10万円近く払ってiPhoneを買い換えよう、
というモチベーションにはつながりづらい、ということだ。

「今年のiPhoneは史上最高のiPhone」というキャッチフレーズに偽りはない、
と思うのだが、それを理解して買い替えてくれる人は多くはなかろう。

そこでアップルは、ビジネス的な飛び道具を用意していた。
それがアメリカ市場向けの施作として発表された「iPhone Upgrade Program」だ。

iPhone Upgrade Program」。
アップルのビジネスモデルを占う意味で大きな価値を持つトライアルだ。
まずはアメリカ市場からスタートする
これは、毎月32ドル以上を支払うことで、「その時の最新のiPhone」を常に使うことができるプランだ。
フィル・シラー上級副社長は、「各携帯電話事業者に割賦を払っている人もいるだろう」
と話した上で、このプランを紹介している。
携帯電話事業者は、回線を長期契約でバンドルした上で、24カ月の割引と割賦販売、
そして「買い替え促進プラン」による割引を提供している。
我々は今までも、実質的に「iPhoneを毎年変える」ことができた。
ただし、通信事業者を固定して、だが。

それを、立場を変えて実現したのが「iPhone Upgrade Program」である。
このプランにおいてアップルは、iPhoneをソフトやサービスの「サブスクリプション」のように、
ハードウェアの「サブスクリプクション」にしてしまう。
しかも、契約先は携帯電話事業者ではなく「アップル」。
通信事業者との力関係はすでに逆転しており、アップルは強気に出れる。

技術が成熟し、大幅なジャンプアップが難しいことに対する、
ある意味の回答が「サブスクリプション化」だ。
アップルが「今年のiPhoneは史上最高のiPhone」という公約を守り、
アプリなどでのエコシステムを維持する限り、ユーザーは
「とりあえずこのプランについていく」パターンで良い。

まずはアメリカからスタートするが、「準備ができれば世界で展開したい」とアップルはいう。
もし成功すれば、家電のビジネスモデルにとって革命的なこと、かもしれない。
そして、通信バンドルモデルという携帯電話の黄金のビジネスモデルに、
ある種の楔を打ち込むことにもなるだろう。
当面日本ではスタートしないだろうが、頭の隅に置いておきたい事象である。


すでに、メジャーなPC用ソフトの世界では浸透しつつある サブスクリプション方式」 が、
ハードウェアにも応用されつつあるという、時代の流れを感じずにはいられないニュースです。
もっとも、呼称が異なるだけで、現在すでに存在している 「レンタル製品」、
たとえばウォーターサーバーレンタル等と大して変わらないのでしょうが。

このニュースを聞いておいらが妄想した事象がひとつ。
ライブハウスへの出演を希望するアマチュアミュージシャンの 「チケットノルマ制」 に、
この 「サブスクリプション方式」 を導入できないか? ということ。

つまり、毎月定額をライブハウスに支払う対価として、
1 自分が出演する際のチケットノルマと相殺する
2 自分がお客として来店する場合のチャージ料と相殺する
という特約を提供する、という考え方でございます。

まあ、こちらの方も、ディズニーランドが採用している年間パスポート等と
実質的には大して変わらないのかもしれませんが。

よーするに、顧客を出演者として、観客として、お店に繋ぎとめるための手立ての一案ということです。

繰り返しになりますが、別に新しい考え方ではありませぬ。
恐らく 「会員制」 の高級クラブ等の顧客囲い込み戦略とあまり変わらないのでしょーが、
最近流行りの サブスクリプション という言葉の響きに引っ掛けて、
いかにも最先端の特約だぜ~的なニュアンスでアナウンスすれば、
意外と食いついてくる人もいるんじゃなかろうか?

ライブハウスを経営したこともない、トーシロの世迷い事と聞き流してくださいませ。

なんてな。




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▼ 10月定例やまぼうしライブ
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  日時 : 10月9日(金) 19時30分~21時00分
  料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
  内容 : 19時30分~ Tacaco (ピアノ弾き語り)
       20時15分~ クロキユウタ (ギター弾き語り
 


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トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)








※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です

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