みんなーっ! ノってるーっ?

ご案内させていただきましたっ。

んで、今般、同サイトに新たに 山下達郎インタビュー が掲載されましたんで、改めてご紹介。

さらに、重複した内容もありますが、ナタリーのサイト にもインタビューが掲載されました。

どちらも読みごたえがありますので、山下達郎ファンのみならず、
多くの音楽ファン、アマチュアミュージシャン諸兄に一読いただきたいと思います。

例によって、山下達郎の毒舌はとどまるところを知らないワケですが、
中でもオイラ的ツボだった一節がこちら。


●1975年当時、シュガー・ベイブのような編成のバンド・スタイルはなかったですよね。
海外も含めてモデルになるようなバンドはあったのでしょうか?

ほとんどない。
ただ、コーラスをやりたくて、そのポテンシャルを上げるためには、
どうしても女性ヴォーカルが必要だった。
だけど、ター坊ってとっても不思議な空気感を持っている人だったから、僕が反省すべきか、
時代が反省すべきなのか、シュガー・ベイブでは彼女に不幸な思いをさせてしまったと思う。
あの時代の中で生き残っていくためには、どうしてもビートを強くしないといけなかったから、
彼女の声域を十分に生かせるようなアレンジがどうしてもできなかった。
初期の「蜃気楼の街」なんかは合ってたんだけど、そういう路線だとライブであまり受けなかった。
だから、ユカリを入れて、どんどんビートを強くする方向にしか、
シュガー・ベイブが生き残る方法はなかった。本当に物がステージに飛んでくる時代だったから。

ただ、その教訓は今も生きてる。
自分がどういうスタンスでやるべきか、という方向性をイヤでも探らざるを得なかったからね。
あの当時のロック・バンドは、セッションの最後に
必ず「ジョニー・B.グッド」のような予定調和があったけど、
僕は一度もやらなかった。
3コードのロックンロール・ソングは絶対にやらない
というのが自分にとっての美学だったからね。
もちろん、ビートルズもやらない。
たとえ歌詞を覚えていて、歌えてもね。

シュガー・ベイブのころもそう思っていたのだけど、
やっていいこととやって悪いことをきちっと分けないと、
オリジナリティーが出ないんだよ。
そうでないと、ロックはただの風俗的発散になってしまう。
「みんな、ノってるーっ?!」 っていうやつね。
それを徹底的に否定していたから、
快感原則でやってくる客にはまったく受け入れてもらえなかった。
ステージでヤジられる。
ヘタをするとモノが飛んでくる。
金沢のイベントなんかでもほとんど拍手が来なかった。
満員なのに、だよ。
あの時代はトリが上田正樹だったり、ダウンタウン・ブギウギ・バンドだったから。

そう考えると、ボーナス・トラックに入っている仙台のお客さんは素晴らしかった。
聴き直すと、そういう記憶も蘇るんだよね。

●しかし、当時の達郎さんのたたずまいやMCなんかは暗かったし、鋭い印象があるんですが(笑)

世の中を恨んでたからね(笑)。
当時の僕たちって21歳とか22歳でしょ。
洋楽しか聴いていない子どもが日本語で歌を作って、バンド作って、自信満々でステージに出たら、
モノが飛んできたっていう。それはプライドを打ち砕かれる、いろんなことを言われたよね。
「歌がなきゃ、最高なのに」とかさ。
今のインターネットの書き込みみたいなのは、当時もたくさんあった。
今だったらぜんぜん気にもならないけど、あのころはまだナイーブだったし、やっぱり傷ついたよね。


ふ~ん、なるほどねえ。

実はオイラも、プロ・アマ問わず、複数のミュージシャンが出演するイベントライブで、
イベントのラストに出演者全員がステージに再登場して、最後にもう1曲歌う、
という、定番のアレが、すっげーキライだったりします。
その曲が 「スタンド・バイ・ミー」 だったりすると、
「なんだかなあ~」 と思ってしまうヘソ曲がりなオイラですが、

(ちなみに、コール&レスポンスも、オールスタンディングというヤツも苦手だったりします)

ま、オイラの場合、ライブ本編で演奏する曲が世間一般的に超メジャーな曲のカバーばかりなので、
矜持もヘッタクレもあったモンではありませんが。

今も昔も、本気でプロミュージシャンを目指そうと思ったら、
本気で他人との差別化を図る必要があるということですな。




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▼ 月定例やまぼうしライブ











  日時 : 8月14日(金) 19時30分~21時00分
  料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
  内容 : 19時30分~ PAL (フォークデュオ)
       20時15分~ 塩倉亮治 (ギター弾き語り
 


▼ 関連リンク












トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)








※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です

※オイラがファン倶楽部会長(本人未公認)を務めるアマチュアミュージシャン あやあね のブログです

※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクトです

※オリジナル曲や関係各位のライブ音源等をアップロードしてあります

宅録作品や関係各位のライブ映像等をアップロードしてあります

※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません

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