ハイレゾ不要論
山下達郎 師匠が、自身がDJを務めるFM番組 「サンデー・ソングブック」 内にて発言されました。
●リスナーからの質問
「パッケージメディアの終焉を覚悟されているようですが、
ハイレゾ音源の配信の予定はあるのでしょうか?」
●山下達郎の回答
「一言で言うと、ハイレゾ音源には興味はありません。
ロックンロールは48k/24bitで十分だと思います。
なんか、解像度がいいとか奥の音が聴こえるとかなんか生っぽいとか、そんなのいいんです。
ロックンロールの疾走感があればいいんです。
でもハイサンプリングはそういう疾走感が失われますんで、僕はあんまり・・・。
さあ、じゃあ配信はどうするか?・・・今から考えます。
アナログにも戻れません。
今、アナログはブームだって言いますけど、
アナログのプレス工場は一つしかありませんのでですね、
あんまりいい質じゃありませんし。
・・・どうするんでしょうね。
分かりませんが、今日はそれが本旨ではございませんので。」
以前から、サウンド&レコーディングマガジン 等のインタビューにおいて、
・あらゆるデジタルフォーマットでレコーディングのテストを行っている。
・ハイサンプリング (24ビット、192kHz等) だと音がクリアすぎて僕の音楽とは相性が悪い。
・ロックンロールの醍醐味は、低音や高音がアナログレコーディングのフォーマットに収まり切れず、
やむなく発生してしまう 「歪み感 (飽和感) 」 にある。
・結論として、僕の音楽のレコーディングは24ビット、48kHzで十分ということになった。
・・・というようなコメントを発していたと記憶しております。
よーするに、カセットテープにレッドゾーンぎりぎりまでの音量を突っ込んで録音し、
その状態で再生すると、高音低音が再現し切れずに歪んでしまうカンジこそが、
山下達郎の音楽の醍醐味である、ということだとオイラは解釈しております。
ちなみにタツロー師匠は、自身の音楽を 「ロックンロール」 と自認されており、
このようなツブれてしまったアナログ風味のサウンドを 「ガッツのある音」 と称しています。
本日のブログ記事のタイトルを 「ハイレゾ不要論」 と名付けましたが、
でございます。
オイラ的には、ハイレゾに興味がないと言えばウソになりますが、
大型電化製品量販店の専門コーナーで試聴した限り、費用対効果に大いなる疑問を抱きました。
本当にハイレゾの醍醐味を感じようと思ったら、50万円コースに向かうしかないような気がします。
しかし、とてもそのような予算はありませんので・・・残念ながらパスします。
(注) 本記事を書くにあたり、こちらのサイトを参照させていただきました。
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▼ 7月定例やまぼうしライブ
日時 : 7月10日(金) 19時30分~21時00分
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2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
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