お客がいない!

週刊アスキー2011年2月1日号に面白い記事が載っておりますた。

大槻ケンヂのR40 ~40代で向き合う、人生の宿題~ と銘打たれたコーナーがありまして、
毎週、著名なロックミュージシャン等をゲストに迎え、大槻ケンヂトークするワケでありやす。

んで、今週のゲストは ラウドネス の初代ボーカリストである 二井原実 氏。

現在、二井原氏は X.Y.Z→A と言うバンドで活動しており、
そのバンドの活動状況について語っているのだが、これがまあゴイスなワケでありまして。

ちなみにこの X.Y.Z→A と言うバンドのメンバーは、

ボーカルが 二井原氏ラウドネス)、
ギターが 橘高文彦筋肉少女帯)、
ベースが 佐和田達彦爆風スランプ)、
ドラムが ファンキー末吉爆風スランプ)、

と、いずれも80~90年代に一世を風靡したバンドのメンツであり、
いわゆるスーパーバンドと呼んでも差し支えないような気もする。

にもかかわらず! このバンドを結成して、いざ、ライブハウスツアーに出発するや、
お客さんがいない!! はじめの10回くらいは前列2列くらいしかいない!!

ラウドネス時代は大名ツアーで、スタッフだって20~30人いて、
移動は飛行機やグリーン車がアタリマエだったのに、
まさか40歳を過ぎて、自分で車を運転して
メンバー4人で地方のライブハウスを回るとは思わなかった。

・・・とのこと。

さすがに最初の頃はすげーショックだったけど10回も繰り返すと慣れてきて、
こうなったら負けてたまるか! と思い出してきて、
お客さんが入らないのをわかっていて全国100ヶ所ツアーをやったそうな。

そうやって続けていると熱狂的なファンの方が応援してくれるようになり、そこでようやく

「ああ、ファンってのはこんなにもありがたいものなんだ。」

と気付いたとのこと。そして、

「40歳になって、ガツーンとそういう現実を目の当たりにして、頭が冷えて、
 まともにバンド活動するようになったと言うか・・・地に足がつく感じがする。」

と、現在の心境を語っておりますた。

(興味のある方はぜひ書店で週刊アスキーをお求め下さいませ)


なるほど、かつて頂点を極めたバンドのボーカリストにして
地方のライブの集客事情はこのような状況なのだから、
ましてや実績も実力もはるかに劣る地方のアマチュアミュージシャンのライブに
お客さんが入らないのも仕方ないか・・・と変な納得をしてまいますた。

いや、そんなことぢゃあいけませぬ。

今やギターを始めて一週間のトーシロ同然の初心者だって、
自分でホームページを立ち上げて、それなりの体裁を整えりゃあ、
あっという間に 自称・アーティスト が誕生する時代ですからねえ。

そんな中で、本当の実力を磨き、他の人間との差別化を図るにはどーしたらいいのか?
実に考え甲斐があるテーマではありませんか。

いっそのこと、そんなことで悩むより、その状況を打開するための試行錯誤を楽しもうと思いますっ!


おすまい。




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