早すぎた天才・・・のひとり、上田知華

すぐれた才能がありながらも、時代を先取りしすぎていたがために、
ビッグヒットを放つことなくフェードアウトしてしまったミュージシャンは数知れない。

上田知華 もそんな中の一人と呼んでも差し支えないと思う。

上田知華 のプロフィールについてはこちらのWkikipediaページをご覧あれ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E7%94%B0%E7%9F%A5%E8%8F%AF

自身のピアノ弾き語りに4人編成の弦楽四重奏のバックバンド、と言う特異なスタイルで、
音楽大学出身らしく、クラシック風味の良質ポップスを多数生み出していますた。
ほとんどの曲の作詞・作曲はもちろん、ストリングスアレンジまで上田知華本人が手掛けていたらしい。

ちなみにバックバンド= KARYOBIN の中にはブレイク前のチェリスト 溝口肇
バイオリニストの 金子飛鳥 らが在籍しておりますた。


上田知華 自身の最大のヒット曲と言えば、何と言ってもコレ。
80年代初期のニューミュージックの中でも屈指の名曲と信じている、「パープル・モンスーン」




そして、化粧品のCMソングに採用され、すわ、メジャーの仲間入りか!と期待したものの、
そうは問屋が卸さずプチヒットに終わってしまったが、正真正銘の名曲、「秋色化粧」




サビの歌詞の最後の 「巡礼」 と言う単語に実に新鮮な響きを感じた名曲 「愛のエチュード




しかし、どんなにユーチューブを検索してみても残念ながら 動いている上田知華 の動画は見つからず。
辛うじて、NHKレッツゴーヤングに、倉田まり子 と共演している姿を発見ーっ。




この曲、上田知華倉田まり子に提供した曲であるが、自身のアルバムにも収録されております。
ライブでは最後のアンコールにて演奏する定番曲、 「さよならレイニー・ステーション」




とまあ、昭和30~40年代生まれのニューミュージックファンであれば、
一度はその名を聞いたことがあると思われるが、あまりアルバムを所有していた方は多くないのでは。
さらに、ライブを目撃したことのある方となると、そんなにはいらっしゃらないと思う。

幸運にもオイラ、1982年頃に静岡市民文化会館で開催された静岡放送のチャリティーコンサートで
上田知華のライブを観る好機に恵まれ、その良質で上品なポップスを堪能させていただいた。

また、同時期にFMで放送されたスタジオライブもエアチェックしたカセットも所有しておりまふが、
ぬわんと、そのエアチェック音源がユーチューブにアップされていた!


そのライブのオープニングを飾った、オイラ的ツボの名曲、「AVENUE」




現在も iPhone の中に上田知華のベストアルバムを入れてあるので、頻繁に彼女の曲は耳にしているが、
世間一般的、特に20~30代の若者には未知のミュージシャンではないかと思われるので、
ぜひ一度、その高い音楽性に裏打ちされた、良質かつ上品なサウンドをお聴きいただき、
現在流行の J-ナントカ と聴き比べて欲しいと思いまする。

当然ながら、ピアノ、ストリングの音は正真正銘の で、一切のピッチ補正は行われておりませぬ。
そこんところ、よろしくっ!




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  ▼ 10月定例やまぼうしライブ
   日時 : 10月8日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   料金 : 10月は演劇特集!!
        演劇集団 伽藍博物堂の座長こと佐藤剛史 の一人芝居 他を予定


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