バブルへGO!(流行歌編)

巷では80年代後半のバブル時代の様子を描いた映画 「バブルへGO」 がヒットしているらしい。

Wikipediaによると、バブル時代(日本におけるバブル景気の期間)とは、
1986年11月から1991年10月までの4年ちょっとのことを指すとのこと。

たしかに当時はオイラのような低収入サラリーマンにも、
銀行が「低金利で融資します!」と盛んにPRしていたものだす。

ところで、バブル当時はどんな音楽が流行っていたのか? と、ふと思ったので、
やはりWikipediaで調べてみますた。


1986年
  DESIRE/中森明菜
  CHA-CHA-CHA/石井明美
  シーズン・イン・ザ・サンTUBE
  仮面舞踏会/少年隊
  My Revolution/渡辺美里
  蝋人形の館聖飢魔Ⅱ
  1986年のマリリン/本田美奈子

1987年
  雪国/吉幾三
  ろくなもんじゃねえ/長渕剛
  輝きながら/徳永英明
  君だけに/少年隊
  Get Wild/TMネットワーク
  Show Me/森川由加里
  リンダ・リンダ/ブルーハーツ

1988年
  パラダイス銀河/光GENJI
  とんぼ/長渕剛
  C-GIRL/浅香唯
  TRAIN-TRAIN/ブルーハーツ
  Mugoん・色っぽい/工藤静香

1989年
  Diamond/プリンセス・プリンセス
  淋しい熱帯魚/Wink
  嵐の素顔/工藤静香
  Runner/爆風スランプ
  川の流れのように美空ひばり

1990年
  おどるポンポコリン/B・Bクイーンズ
  さよなら人類/たま
  浪漫飛行米米CLUB
  少年時代/井上陽水
  会いたい/沢田知可子
  壊れかけのRadio/徳永英明

1991年
  ラブストーリーは突然に小田和正
  Say Yes/Chage and Aska
  愛は勝つKAN
  どんなときも/槙原敬之
  Won’t Be Long/バブルガム・ブラザーズ
  何も言えなくて・・・夏/JAY-WALK
  替え歌メドレー/嘉門達夫



うーん、こうして見るとあまり 「バブル」 とか 「好景気」 を
あからさまに象徴するような歌は皆無のような気がしますな。

一般的には、バブルから連想される音楽と言うと、
やはり真っ先に上げられるのは、ジュリアナ東京に代表される、
いわゆる 「ハウス」 ミュージックだと思うのだが、
どーゆーワケか、この時代にハウスを自分の芸風に取り込んだ音楽ってほとんど見当たらない。
パクリが得意の歌謡曲にしては珍しい現象なのでは?

ちなみに小室哲哉「レイブ」 モノを作り始めたのはバブル崩壊後の1993年ごろなんだそうな。

むしろ、1980年代に世界を席巻した ユーロビート が、
約1~2年遅れでようやく日本の歌謡曲にも導入されてきた(例:淋しい熱帯魚)感が強い。

あと、なんとなくバラード調、軟弱ポップス系が目立つ・・・ような気がするだけかな?

ちなみに、上記のヒット曲の中での 「オレ的・名曲」 を選ぶとすると、

  DESIRE/中森明菜

  シーズン・イン・ザ・サンTUBE

  君だけに/少年隊

  少年時代/井上陽水

  会いたい/沢田知可子

  愛は勝つKAN


といったところでしょーか。 それでも 「超・名曲」 と呼ぶほどではない。


無理してこじつけてまとめると、この頃の音楽って

「巨額の資金を投じ、超一流ミュージシャンを起用して作った超高音質な作品」

ではなく、

「大量生産できて大量消費されるインスタント音楽群」

と言うような感じだったのではないか?

と、思いますが、果たしてみなさんの感想やいかに?




■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■

  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO(本館)はこちら
   http://www.geocities.jp/garage_miho

  ▼ デザインフェスタのサイトで あやあね さんの動画公開!
   http://www.designfesta.com/jp/df/report/vol24/dftv/index2.html

■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■