歌謡ディスコの魁...恋のブギウギ・トレイン

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ディスコネタの続き...


日本において歌謡曲の方面から「ROCK」を浸透させていった第一人者は誰か?

諸説あるだろうが、オレ的には 沢田研二世良公則 の二人をセレクトしたい。

では、日本において歌謡曲の方面から「DISCO」を浸透させていった第一人者は誰?

こっちの方が諸説入り乱れるとは思うが、その中に絶対外せない名曲として
「恋のブギウギ・トレイン」を挙げることに異を唱える方はいないであろう。

「恋のブギウギ・トレイン」は1980年にアン・ルイスがスマッシュヒットさせた名曲。

ハッキリ言って、ビッグヒットとはならなかったが、
恐らく日本で初めての、ディスコらしいディスコナンバーだったのではなかろうか?

それ以前にも筒美京平大先生が浅野ゆう子岩崎宏美にディスコ風味な曲を提供していたが、
歌手自身にディスコミュージックへの思い入れがあったとは思えない。

(余談だが、岩崎宏美の初期の曲で聴くことができるリズム隊のグルーヴは素晴らしい!
 これは田中清司(D)と岡沢章(B)によるコンビネーションで、
 当時の歌謡曲、特に筒美作品とは切っても切り離せないリズム隊である。
 ぜひ、機会があれば聴いていただきたい。)

なので、ミュージシャン自身がハッキリとディスコ・グルーヴを意識した上で、
ディスコ・チューンのシングル曲をリリースし、それなりにヒットさせた、
という意味では、やはりこの曲が日本初だと思うのであーる。


さて、本日お題の「恋のブギウギ・トレイン」だが、
作詞:吉田美奈子、作編曲:山下達郎という、当時のゴールデンタッグによる作品。

コード進行はいたってシンプルで、山下達郎らしいⅡm9のとⅢm7の繰り返しのあと、
ツーファイブに展開する、というお約束中のお約束なローテーション。

グルーヴはまさにディスコ!ディスコ!ディスコ!
定番のキック4分打ちに、チョッパーをまぶしたオクターブ奏法のベースがからみつく。
ディスコ好きには、たまんねぇー仕上がりになっている。

山下達郎自身もキーを下げて、好んでライブで演奏している。
(ライブアルバム「JOY」にも収録)

アン・ルイスのテイクは、オリジナル日本語バージョンも英語バージョンも、
現在CDで入手可能であるので、興味のある方はぜひ一聴されたい。

触発された方は、何を今さらと言わず、
ここで一発ディスコティークなオリジナル曲を作ってみてはいかがか?


[恋のブギウギ・トレイン]

 さあ お乗り 恋の旅 つれてゆく ブギウギ・トレイン

 Let’s Go もうすぐ走り出す  Midnight 空へ

 Step Out 夜空をはるかに Sky High 翔ける宇宙まで

 Let’s Make 愛し合おうよHoney Moonlight 浴びて

 Railroad しあわせ運び 今  Love Train 夜の向こうまで

 さあ お乗り 恋の旅 つれてゆく ブギウギ・トレイン

 リズムを取れば気持ちはひとつ 誰でも踊れる 今夜の恋はブギウギ

 Let’s Dance 踊れたらブギウギ   Right On 恋は

 Catch Up 心をつかめるよ Long Way ずうっと未来まで

 さあお乗り 恋の旅 つれてゆく ブギウギ・トレイン





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