憎みきれないろくでなし

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数ある 沢田研二 のシングルヒット曲の中でも
オイラ的オールタイム・ベストスリーに入る曲のひとつでございます。
1977年リリースのソロ21枚目のシングル曲 「憎みきれないろくでなし」


作詞:阿久悠、作曲:大野克夫、編曲:船山基紀

うーぬ、このコンポーザートリオは、まさしくジュリーの黄金期を支えた
ビッグスリーの揃い踏みと言ってよいでしょう。

ドラムはオイラ的 「神ドラム」 の 田中清司 御大。
ギターは歌謡曲、ロック、フォーク、なんでもござれの 矢島賢 センセイ。
ベースは 岡沢章、後藤次利、武部秀明 の3人のうちの誰かなんですが・・・
ソツのないプレイはどうも 後藤次利 のような気がしますが、果たして正解やいかに。

オイラ的にはこの曲の間奏部のギターソロがすっげーお気に入りでして、
フツーの感覚ならAのマイナーブルースを使うところだと思うんですが、
Key=C のメジャー7th (B) の音が多用されていて、なんつーか、
「普通っぽいんだけど普通じゃない」 ような感覚を抱いてしまいます。


それにしても、どーゆー音楽センスを身に付ければ、
こんな奇天烈なコード進行、メロディの曲を創ることができるのでしょう。
もー、完全にお手上げ状態のお見事すぎる作曲です。

この曲がリリースされた1977年といえば、
いわゆる歌謡ロック御三家 = 世良公則、Char、原田真二 がイケイケで、
世間一般的には、新御三家西城秀樹郷ひろみ野口五郎 が押され気味で
さらにその少し上の世代である 沢田研二 にもプレッシャーがかかっていた、
と、オイラは当時の 「空気」 を思い出すワケですが、
やはり 沢田研二 はロック御三家よりも、新御三家よりもゴイスである、
ということを、この 「憎みきれないろくでなし」 を聴いて実感していたモンです。

この曲調、加瀬邦彦作品に感じる 「GS臭さ」 を削ぎ落としている反面、
大野克夫一流の 「ヘンテコさ」 が随所に盛り込まれていて、
どちらの作曲作品であっても、沢田研二 らしい 「スカした歌謡ロック」 感は
健在であると感じますね。

実は何度となく、この曲をアコギ弾き語りで再現しようと、
自宅で耳コピ・練習を重ねてきましたが、なかなか弾きこなすまでに至りません。
特にイントロから登場する単音弾きのメインリフ、
こいつが簡単そうで難しいんだな~。

ユーチューブで同じようにギターでカバーされている動画を見ると、
最初の 「C」 の音を 「16分音符 × 5回」 弾いている方が少なくないですが、
4回弾いちゃうとどーしてもダサくなるんだよね~。

こはちゃんと 「16分音符 × 4回」+「16分休符」 で弾かないと
カッコ悪いんですっ!

なんてな。



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 11月定例やまぼうしライブ






日時 11月9日(金)19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
出演 19時30分~ BLUES和也 (イカサマロック)
    20時15分~ FJ-KOBA
              (ギターインスト・弾き語り)






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