TOKIO

 先日ブログった、スージー鈴木 著の 「イントロの法則 80’s」 において、
イチバン最初に紹介されている曲が 沢田研二 の大ヒット曲 「TOKIO」 でした。
この曲、ぬわんと1980年1月1日の発売だったんだと! 知らなかった。

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たしかに強烈なインパクトを残すイントロであることは認めますが、
オイラ的には 「よくあるロックギターの定番リフのひとつ」 というのが
偽らざる感想でして、それほど特筆すべきイントロとは思いません。

と、実はここまでは スージー鈴木氏 も高評価ではあるものの絶賛しているワケではなく
ギターリフの後に登場するシンセリフのバックに聴こえる変態ベースフレーズを
手放し絶賛されているワケです。
それでは実際に聴いてみよーぢゃあーりませんか。


ふむふむ、たしかにイントロでこのオーバーテクニカル(というほどでもないと思いますが)
なベースを弾く必然性はあまり感じませんな。
この目立ちたがり屋なベースは、本曲のアレンジャーでもある 後藤次利 氏。

作詞:糸井重里、作曲:加瀬邦彦、編曲:後藤次利

かなり奇天烈でキャッチ―なアレンジであることは認めますが、
やはりこの曲は作曲者である 加瀬邦彦 氏による、
沢田研二 という稀代のボーカリストと特性を知り尽くした、
「ジュリーにピッタリの曲を提供した」 点に尽きるとオイラは思います。

曲調的には 「GS」 だと感じるワケですが、その 「GS臭さ」
後藤氏のロックテイスト溢れるアレンジで見事に歌謡ロックに昇華させている、
というのがオイラの見立てでございます。

特にサビの 「とーきーおっ」 と歌った後の小節に挿入される
ギターとベースによるユニゾンフレーズや、
2回目のサビ前の 「なみだっおーとっしたー」 の後のユニゾンフレーズなど
「いかにも沢田研二の曲らしい」 見事な仕掛けだと感じますね。

ちなみにこの芸風は、ジュリーがソロに転向して以来、
何度となく使われている手法であり、80年代以降は更に洗練されていると思います。

オイラ個人的には 「恋のバッド・チューニング」 なんぞは、
「GSの最終到達点」 であると認識している次第です。

というワケで、イントロよりも、楽曲本編の方が数倍ゴイスである、
ってのが、オイラ的結論ということでどーよ?

みなさんのご感想やいかに?

(追記)
そーいえば、この曲のギターって誰が弾いているんだろう? と思い、
インターネット検索しましたが、残念ながら確定できず。
同名アルバムのクレジットには次の3人のギタリストが表記されているので、
この中の誰かであることは間違いないんですが。

ELECTRIC GUITAR 鈴木茂、矢島賢、今剛

うーぬ、今剛 ならもっとクリアで歯切れのよいコンテンポラリーなサウンドだろうし、
矢島賢 ならもっと歪み度がキツいドライブをかけるだろうし・・・
そーなると消去法で 鈴木茂 ではなかろうか? とオイラは妄想します。
正解をご存知の方がいらっしゃったら、ぜひご教示くださいませ。
よしなに。



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 11月定例やまぼうしライブ






日時 11月9日(金)19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
出演 19時30分~ BLUES和也 (イカサマロック)
    20時15分~ FJ-KOBA
              (ギターインスト・弾き語り)






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久しぶりにつくったオリジナル曲(デモトラック)























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