「イントロの法則」 by スージー鈴木 を読む前に

当ブログによくコメントを残して下さる 7色亭 さんからこんな本を薦められました。

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ほー、面白そうなタイトルだこと。
スージー鈴木 といえば、マキタスポーツ と激論 (?) を交わすBS番組
「カセットテープミュージック」 で有名な論客なので、恐らく内容にハズレはないでしょう。

▼早速、Amazon で商品をチェックしてみました。

ついでにカスタマーレビューもチェックしてみると、オイラ的気になる評価が目に付いた。

BS12「カセットテープミュージック」でスージー鈴木氏を知り、
番組のトークを収めた「カセットテープ少年時代」も購入。
最新作も番組で知り、こちらも即購入しました。

番組本同様、音楽理論の複雑な分析を極めて簡潔な言葉で、
誰にも分かりやすく繰り広げる手腕に、読みながら「ほぉ〜〜〜!」と唸るばかり。
音楽評論のみならず、今の評論界において
なかなかこのような書き手は他にはいないと思います。

白眉だったのは、TM NETWORKの「Self Control」の章。

イントロのリフ「♪レッ・レッ・レーミ」に込められた、
若き小室哲哉の情熱をスージー氏が見事に解き明かすくだり。
大村雅朗編曲「そして僕は途方に暮れる」のイントロ「♪ッレ・レッ・レレ・レミ」を聴き、
小室哲哉は編曲が如何に重要か、そして「レ」=ナインスの魅力を知ったという。

その後大村雅朗アレンジを徹底的に学んだ小室が、ヒットへのラストチャンスとして、
自らの悔いのない音として作ったのが「Self Control 」イントロの
「♪レッ・レッ・レーミ」にあったのだと。

その後の小室哲哉の八面六臂の活躍は、記憶にも新しいところ。
ナインスとヒットメーカー小室哲哉の深い関係があったとは。

1曲のイントロ・1つの音から、
アーティストの執念や80年代文化論まで紐解くスージー氏は、
音楽評論界のシャーロックのような存在かと思いました。


ぬふふ、小室哲哉大キライ人間 のオイラ的には聞き捨てならないコメントですな。

当ブログを書いている時点でオイラはまだこの本を未読で、
ついでに言えば、TMSelf Control なんつー曲はそもそも知らない。
大沢誉志幸「そして僕は途方にくれる」 はもちろん知ってますが。

んで、「ナインス」 云々の解説をスージー氏がのたまっているそうですが、
オイラ的には 「(トニックコードの)ナインスの音」 がどーのこーのよりも、
その曲のペンタトニックスケールの中の 「Ⅰ・Ⅱ・Ⅴ・Ⅵ」 の4音、
すなわちハ長調のときの 「ド・レ・ソ・ラ」 の組合せで構築される、
どの曲にも絶対にマッチする黄金律 (?) の賜物にすぎない、
というのが、このコメントを読んで抱いた第一印象です。

ヴァン・マッコイ「ハッスル」 に代表される、
クラリネットによるこのテーマフレーズは、ほぼすべての曲に応用が可能です。


実はオイラ、「作編曲家 大村雅朗の軌跡 1951-1997」 は拝読済みで、
たしかに 故・大村雅朗 氏が後の 小室哲哉 に与えた影響は少なくない、
という表記があったことは憶えていますが、小室哲哉の全盛期の作品を聴く限り
(実際はあまり聴いていませんが)「どこに大村雅朗の影響を受けた跡があるのか?」
と、同書籍を読んだときに強~く思ったモノです。
つーか、天才・大村雅朗を詐欺師と同列に語ってくれるな!
というのが偽らざるオイラのホンネでございます。

ナインス云々がどーたらこーたら言うより、単に 「パクっただけじゃねーの?」 
と思ってしまった、重篤なTKアレルギーのオイラなのでありました。

それでは件の 「イントロの法則」 をば拝読させていただきましょーか。



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 11月定例やまぼうしライブ






日時 11月9日(金)19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
出演 19時30分~ BLUES和也 (イカサマロック)
    20時15分~ FJ-KOBA
              (ギターインスト・弾き語り)






▼ 関連リンク

久しぶりにつくったオリジナル曲(デモトラック)























※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です

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宅録作品や関係各位のライブ映像等をアップロードしてあります

※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません

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