ウェイン・パーキンス
以前に何度かブログったことがありますが、オイラは数ある ストーンズ の楽曲の中でも、
アルバム 「ブラック・アンド・ブルー」 収録の 「ハンド・オブ・フェイト」 という曲が
昔から大のお気に入りでございます。
曲そのものの出来栄えが、いかにも 「70年代のストーンズの総決算」 的な印象で、
なんといっても、間奏とアウトロに登場するギターソロが実に素晴らしいっ!
ストーンズ のファンには 「何を今さら」 ですが、このギターソロは、
ミック・テイラー でもなく、ロン・ウッド でもなく、ましてや キース でもなく、
ウェイン・パーキンス というお方が弾いております。
(もちろんリフを弾いているのはキース。)
当時は、ミック・テイラー が ストーンズ脱退を表明し、
後任ギタリストを探している真っ最中でのレコーディングであり、
その後任ギタリスト候補の一人がこの ウェイン・パーキンス であったとのこと。
一聴して、明らかにストーンズとは異質のテイストを感じるものの、
オイラ的には 「新しいストーンズを予感させる」 ものでありました。
結局、みなさんご存知のとおり、後任は ロン・ウッド に決まり、現在に至ります。
まあ、その後も忘れた頃に ウェイン は ストーンズ のアルバムで客演していますが、
残念ながら本曲ほどの傷跡は残せていない、というのがオイラの偽らざる感想です。
で、本曲のソロですが、基本は マイナー・ブルース のようですが、
ソロパートの4小節目のアタマに登場する メジャー・ノート の破壊力が 「大」 で、
「ここにこの音を使うか!」 のセンスが素晴らしすぎますっ。
また、前半のゆったりとした符割りが、後半に入るに従い細かく刻まれるようになったり、
チョーキングのスピードのカーブ具合がまた実に名人芸っ。
さらに言えば、ギターのナチュラル・オーバー・ドライブの歪み量を
なんつーか、
「特別、難しいことをしているワケでもないのにゴイス」
「さりげなく、地味に上手い」
という、イチバン始末に負えない (?) タイプのギタリストと言ったら褒めすぎでしょーか。
ちなみにこのマイナーブルースがメジャーブルースにチェンジする感じは、
↓この曲の1番と2番の間奏でも、ほんの少し聴き取れますな。
▼ サムシンズ・ハプニング / ピーター・フランプトン
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▼ 9月定例やまぼうしライブ
日時 9月7日(金)19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
出演 19時30分~ FJスズキ (ギター弾き語り)
20時15分~ ノーザンスター (ギター弾き語り)
▼ 関連リンク
久しぶりにつくったオリジナル曲(デモトラック)
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
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