ドラムのマイキング、どこまでするか

アタリマエですが、ひと口に 「PA屋」 と言っても色々なタイプの方がいます。
本日のブログでは 「ドラムの収音」 に着目してタイプ分けしてみたいと思います。

そもそもオイラのようなアマチュアPA屋の場合、予算の関係から
多チャンネルミキサー、マイクやスタンドを購入できない、
もしくは、ドラムレスのアコースティック系ライブのPAしか想定していない、等の事情で、
「あまりドラムの収音にはこだわっていない」 というケースが
多々あるように見受けられます

ちなみにオイラは 「PAの醍醐味はドラムのミックス」 だと思っているので、
PA屋を始めるときから、多チャンネルでドラムを収音することを前提に
ミキサーの選択や、マイクとスタンドの本数を想定して買い揃えていました。

一般的なプロの場合、ドラムの収音に使用するマイクは次のとおりと思われます。
(標準的な5点セットの場合を想定)

A キック (外側)
B キック (内側)
C スネア (表側)
D スネア (裏側・スナッピー)
E ハイタム
F ロータム
G フロアタム
I オーバートップ (L)
J オーバートップ (R)

マチュアPA屋の場合、さすがにドラムに10本のマイクを使う、というのは、
財政的にも、ミキシング技術的にも無理があると思いますし、
使えるハコの大きさだって、お客さん50名で満員程度の大きさなら、
無理にドラムを収音しなくても、生音で対応できなくもない、と言えます。

結果的に多くのアマチュアは、予算・技術・ハコの大きさ等の事情により、

A+C+オーバートップ(モノ) 

という折衷案 (?) に落ち着いているように思われます。
ただ、このマイキングだと、当然ながら 「フィルイン = タム回し」 のところで、
迫力不足になってしまう・・・と感じてしまうのはオイラだけでしょうか?
というワケで、オイラがPA担当させていただく場合は、極力、

A+C+E+F+G+H+I+J の8本、もしくは

A+C+(E&Fで一本)+G+I+J の6本、で対応するようにしています。

とはいえ、マイク3本で収音するのと、6本、8本で収音する場合の違いというか
実際の効果というと、正直、「微々たるもの」 の感は否めません。

ただ、タム類にマイクを立てることにより、タムの定番エフェクトの練習になる、
という意味から、オイラ的には、たとえ実際の出音の効果が 「微々たるもの」 でも
なるべくタムもマイキングすることをおススメしたいですねえ。

タムの定番エフェクトといえば、ずばり、「ゲート」
アナログミキサーだと外部エフェクトを用意する必要がありますが、
最近のデジミキには全チャンネルにゲート、コンプが搭載されているので、
これを使わない手はありません。
(ゲートの効果についてはまた別の機会でブログりたいと思います)

また、原則的にPAの各チャンネルの定位は 「センター」 となりますが、
数少ない 「パンを動かしてもいい」 チャンネルが
ドラムの 「タム類」 と 「オーバートップ」 だと思います。

つまり、メインミックスに 「ステレオ感」 を味付けできる重要なチャンネルである、
という考えから、オイラはこれらの収音に執着している、とも言えます。

・・・ま、そんなワケで、ドラムのマイキングを見るだけでも、
そのPA屋さんの性格というか、音づくりの傾向を推し量る要素となりますので、
そんなところに着目してみるのも面白いかもしれませぬ。

なんてな。



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▼ 11月定例やまぼうしライブ





日時 11月10日 (金) 19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 @500円 (ワンドリンク付き)
内容 オープンマイク

やまぼうしライブ初の試みとして、オープンマイク(オープンステージ)形式のライブを開催したいと思います。
よーするに、「出演希望の方は誰でも参加して下さい」ということです。

出演希望の方は、ライブ当日、「出演希望者リスト」 にご記入いただきます。
先着順としますので、遅くエントリーされた方は出演できない場合もあることをご了承下さい。
ひとり (一組) あたりの演奏時間は約10~15分程度を目安とします。
楽器はご持参して下さい。マイク+PAのみ主催者で用意します。
(カフェライブのため、大音量の楽器演奏はご遠慮いただく場合があります。)

▼ 関連リンク












※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です

※オイラがファン倶楽部会長(本人未公認)を務めるアマチュアミュージシャン あやあね のブログです

※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクトです

※オリジナル曲や関係各位のライブ音源等をアップロードしてあります

宅録作品や関係各位のライブ映像等をアップロードしてあります

※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません

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