バス・アサイン
ミキサーの性能を決定する大きな要素のひとつが 「バスの数」 です。
バス = BUS とは、
インプットから入ってきた信号をどのアウトプットから出力するか、
を割り当てるために設けられている 「路線」 のようなものです。
たとえばこの 「YAMAHA MG16/6FX」 の場合。
▼ YAMAHA MG16/6FX の取扱説明書
この取説の31ページに 「ブロック/レベルダイアグラム」 が掲載されています。
画像が小さくてわかりにくいので一部拡大してみます。
左 (インプット) から右 (アウトプット) に音声信号が流れているのが確認できます。
そして、中央に12本描かれている縦の線、これが 「バス」 の概念です。
この12本の線には次の文字が表記されています。
AUX1
AUX2
EFFECT
ST L
ST R
GROUP1
GROUP2
GROUP3
GROUP4
PFL L
PFL R
PFL CTRL
厳密には最後の 「PFL CTRL」 は音声信号ではなく、
PFLボタンが押されていることを示すLEDを点灯させるためのバスなので、
性格が異なりますが、このようなコントロール信号も 「バス」 と認識されます。
オイラは10代の頃、楽器店で高級ミキサーのカタログをもらっては、
このブロックダイアグラムと製品写真を見比べながら、
音声信号の流れを妄想 (?) していたモノです。
当時はまだPAにはまったく関与していない宅録ヲタクだったので、
MTRと組み合わせたときのオーバーダビングするための方法、
歌手や演奏者へのモニター信号の送り出し方法、等を考えていたモンです。
(実際には、ミキサーに加えてパッチベイを介した外部機器との接続についても
考慮する必要があるため、さらに複雑になっていくワケですが。)
この 「バスの数」 が、アマチュア向けのPAミキサーの場合だと5~20本程度に対し、
「コンソール」 と呼ばれるプロ用のミキサーになってくると50本ほどになります。
▼(参考)YAMAHA PM5000 のブロックダイアグラムのダウンロードページ
残念ながらこのようなプロ用大型コンソールを、
オイラはほとんど使用したことがありません。
・・・が、昨日もブログったとおり、最近のデジタルミキサーは、
物理的な入出力端子数こそ少ないものの、バス数に関しては、
80~90年代の超高級アナログPAコンソール以上のポテンシャルを有しているので、
当時、あこがれだけで実際に使うことのできなかったオイラ的には、
「積年の恨みを晴らす」、
いや、
「待ち焦がれた恋人にやっと会えた」
と感じてしまいます。
例によってオチの付け方が難しくなりましたが、
まあ、バス数の少ないミキサーのユーザーだった方が、
これから、デジミキのようなバス数の多いミキサー を導入する場合は、
まずブロックダイアグラムを入手して、信号の流れを予習しておくことをおススメします
・・・という、心にもないアドバイス送らせていただきます。
無責任でスマン。
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▼ 11月定例やまぼうしライブ
日時 11月10日 (金) 19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 @500円 (ワンドリンク付き)
内容 オープンマイク
やまぼうしライブ初の試みとして、オープンマイク(オープンステージ)形式のライブを開催したいと思います。
よーするに、「出演希望の方は誰でも参加して下さい」ということです。
出演希望の方は、ライブ当日、「出演希望者リスト」 にご記入いただきます。
先着順としますので、遅くエントリーされた方は出演できない場合もあることをご了承下さい。
ひとり (一組) あたりの演奏時間は約10~15分程度を目安とします。
楽器はご持参して下さい。マイク+PAのみ主催者で用意します。
(カフェライブのため、大音量の楽器演奏はご遠慮いただく場合があります。)
▼ 関連リンク
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です
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