妄想が現実になることもある?

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オイラが現在メインで使用しているミキサーは、Mackie DL32R
ここ数年のトレンドである、フェーダーやツマミといった物理的な操作肢を排除し、
イン・アウト端子のみで構成された、いわば 「ハコだけミキサー」 です。

▼(参考)DL32Rの製品紹介記事

実際の操作は、無線LANルーターを介した Wi-Fiによる遠隔操作等により、
iPad に代表されるタブレット端末等を用いて行うことになります。

専用のコントロールアプリはメーカーから無償提供され、
そのアプリ = ヴァーチャルミキサー を使って実際の操作を行うワケです。

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断言しますが、このヴァーチャルミキサーの操作はヒジョーにわかりにくく、
ミキサー初心者がその構造を理解して、円滑に操作する、なんてことは
ほぼ不可能です。

恐らく、アマチュア普及価格帯 (~30万円程度?) のアナログミキサーのユーザーでも、
その構造を理解して使いこなすまでには、数カ月から数年かかることでしょう。

さて、Mackie DL32R ですが、本機を稼働させるためには、
Mackie が無償提供している MasterFader というアプリを使用します。

オイラの場合、導入してから1~2カ月の間は用途不明な機能が多いと感じましたが、
使えば使うほど、同ミキサーの高性能ぶりに気付かされ、驚かされます。

たとえば、一般的なミキサーに装備されている機能の他に
次のような機能もアタリマエのように装備されています。

・インプットA/Bセレクタ
・ミュートグループ
・サブグループ
・VCAグループ
・マルチトラックレコーディング

これらの機能は、80年代の高級アナログPAミキサー(安くても300万円以上!)
にのみ装備されていた機能であり、オイラのようなアマチュアローカルPA屋には
まさしく 「一生、使うことはないであろう、高嶺の花」 でありました。

VCAフェーダー なんぞ、レコーディングミキサーでは定番機能でしたが、
果たして、PAミキサーに同機能を装備した製品は存在していたのか?
オイラ的には未知の領域でございます。

さらに、32トラックものマルチトラックレコーディング機能など、
まさに天文学的な予算が必要なので、アマチュアには絶対無理の領域でした。

そんな、オイラのような一介のアマチュアには一生縁がない、と思っていた
超高級ミキサーの機能が、ヴァーチャル領域とはいえ、

実際に現場で使うことができる!

という現実に、オイラは感謝するしかありませんっ。

もう数え切れないほど書いてきましたが、80年代のアナログ機材であれば、
軽く一千万円、いや、二千万円に匹敵する機能が、
20~30万円程度の出費で自由自在に使うことができるんですっ。

ちなみに超高級アナログミキサーは 「電源モジュール」 だけで50万円以上で、
購入後の設置費、ケーブリング経費、メンテナンス料等を考慮すれば、
前述以上の経費がず~っと必要だったワケですが、ヴァーチャルであれば、
「ハコだけミキサー」 本体の修繕費だけで済みます。

まさにデジタルの恩恵を享受しまくっている状況でございます。

そ・の・か・わ・り、

この ヴァーチャルミキサー の構造・機能を理解して、
実戦 = PA現場で使いこなすには、
「かつてアナログミキサーに装備されていた機能」 に関する知識が必要であるとともに、
英語のPDFマニュアルを読んで本機特有の機能を理解する忍耐力(?)・学習力、
デジタル特有の操作の慣れ、等を身に付けなければなりません。

オイラの場合、幸運にも80年代に、サウンド&レコーディングマガジンを眺めながら、
「いつかはこんな超高級ミキサーを使ってみたいな~」 という想いから、
カタログを集めまくって、ブロックダイアログを見ながら信号の流れを思い描いていた、
あの頃の 「妄想」 が、よもや21世紀に現実となり、
ましてや、実際の現場の業務で 「役に立っている」 という事実に、
我ながら驚くしかありません。

「長年の夢がかなった」
・・・というには、ちょっちニュアンスが違いますが、
「好きこそ物の上手なれ」 
は実践できたのではないか、と自認している次第です。

なんてな。



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▼ 11月定例やまぼうしライブ





日時 11月10日 (金) 19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 @500円 (ワンドリンク付き)
内容 オープンマイク

やまぼうしライブ初の試みとして、オープンマイク(オープンステージ)形式のライブを開催したいと思います。
よーするに、「出演希望の方は誰でも参加して下さい」ということです。

出演希望の方は、ライブ当日、「出演希望者リスト」 にご記入いただきます。
先着順としますので、遅くエントリーされた方は出演できない場合もあることをご了承下さい。
ひとり (一組) あたりの演奏時間は約10~15分程度を目安とします。
楽器はご持参して下さい。マイク+PAのみ主催者で用意します。
(カフェライブのため、大音量の楽器演奏はご遠慮いただく場合があります。)

▼ 関連リンク












※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です

※オイラがファン倶楽部会長(本人未公認)を務めるアマチュアミュージシャン あやあね のブログです

※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクトです

※オリジナル曲や関係各位のライブ音源等をアップロードしてあります

宅録作品や関係各位のライブ映像等をアップロードしてあります

※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません

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