UVI 「UVX80」
UVI が新たなアナログシンセのエミュレート音源を発売するとのこと。
▼サンレコWebサイトの記事
▼UVIの製品サイト
一連のUVI製品同様、このソフト音源も実在する (した) シンセの音を
サンプリングして製作されているワケですが、この 「UVX80」 に関しては
その元ネタの製品名がどこにも明記されていないではあーりませんか。
ヒントはUVIの製品サイトに記載されているこの説明文。
UVX80は一時期サンプラーやレコーダーのリーディングカンパニーとして
一世を風靡した国産メーカーがリリースしたアナログシンセをベースにしています。
このメーカーが最初に手がけた楽器でもあります。
このモデルが挑戦的なものであったのは、
そのゴージャスで近未来なルックスに現れていました。
美しいFL管で全パラメーターを表示し、
傾斜したリアパネルはセンセーショナルでした。
技術面では同時期に登場した同じDCOを採用したJX-3Pと比較すると、
その構造はより贅沢なものでありました。ボイス数が2つ多く、
技術面そして音質面で大幅に優れているにもかかわらず、
その運命は残酷なものでした。
レアな理由、それは商業的に成功を収めることができなかったことに他なりません。
しかしその魅力は現在でも十分に通用します。
これがUVX80プロジェクトのきっかけです。
ふーむ、「サンプラーやレコーダーのリーディングカンパニー」 とな。
そのカンパニー(ブランド)とは、恐らく S612 や S900 で
一躍、サンプリングマシンのトップブランドに躍り出た 「AKAI」 のことでしょう。
そーいえば、サンプリングマシンをリリースする少し前、
ちょうど AKAI が楽器業界に参入し始めた1984年頃にその第一弾として、
かなり個性的なアナログシンセとMTRを発表したような記憶がありますな。
(我が家を家探しすれば、当時のカタログが出てくるはず)
と言うワケで、その辺をキーワードにインターネット検索した結果、
この UVI 「UVX80」 の元ネタにたどり着きますた。
▼ AKAI 「AX80」
うーぬ、こーやって画像や動画を見てみても
「そーいえば、こんなシンセをカタログで見た・・・かもしれない?」
程度の記憶しかありませんな~。
もちろん実物を見たことも触ったこともありません。
さらに言えば、中古市場でもその型番を目撃した記憶もないし、
専門雑誌にありがちな 「古(いにしえ)の名器」 といった定番企画で
紹介されていたという記憶もま~ったくありません。
よーするに、忘れ去られて当然の 「これと言って特徴のない普通のシンセ」
ということなのでしょう。
そのシンセのエミュレーションソフト音源をリリースするってんだから、
UVI、そなたも悪 (ワル) よのう~。
ちなみにオイラ、基本的にリアル・アナログシンセにはほとんど興味がなく、
また、AKAI 製品の購入歴は僅かに1台 (SG01V) のみなので、
ま~、購入することはないでしょう。
つーか、誰が購入するんだろう、これ?
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▼ 7月定例やまぼうしライブ
日時 : 7月14日(金) 19時30分~21時00分
▼ 関連リンク
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
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