罪悪感を感じてしまう音楽活動
知人のアマチュアミュージシャンたちと、ガラにもなく真面目に
「何のためにオレたちは音楽活動を行っているんだろう?」
と論じることが、ごくまれにあります。
たとえば、ライブハウスのブッキングライブに出演させていただく場合、
「チケットノルマ」 という名の実質的な
「出演させていただくエントリー料」 を自己負担しているとはいえ、
自分程度の未熟なライブパフォーマンスに、
お客さんからお金 (入場料) をいただく価値があるのか?
という申し訳ない気持ち = 罪悪感 を感じるのはオイラだけではないようで、
では、果たしてアマチュアの音楽活動はどうあるべきか?
な~んて青臭い議論を、この歳になっても続けていたりするワケです。
たいていの場合、議論の要点は次のような内容になります。
・まずは自分の技量をお客さんに見てもらうことから始まるので、
先行投資として、チケットノルマを自己負担してでも
ライブ出演させていただく必要性は「アリ」だと思う。
・自分の芸 = ライブパフォーマンス が良いか悪いかを判断するのはお客さん。
良ければリピーターになってくれるし、悪ければ二度と来てくれない。
・リピーターになってもらうためには、芸のクオリティを向上させるしかない。
芸を勉強し、研究し、練習を繰り返す理由はそこにある。
さらに言いますと、前述のとおりこれらの音楽活動の主目的は
「自己満足のため」 であることは間違いないんですが、
突き詰めて 「では、自己満足とは具体的にどういうこと?」 を考えてみると、
次のような心理が考えられるワケです。
・ライブ終了後にお客さんから、「感動した」、「楽しかった」、
「次のライブはいつですか?」、等の言葉をかけていただけると、
「自分は必要とされている人間なのかもしれない」 という
自己存在価値を確認することができ、安心感、充実感が得られる。
・この安心感、充実感というものは、
単に自分がステージ上で目立つことができてうれしい!
というナルシスティックな自己陶酔よりも遥かに上の
「生きがい」 を感じることができる。
・その 「生きがい」 を得るために、自分の居場所を確認するために、
自分は必要とされている存在だということを実感するために、
自分たちは音楽活動を続けていきたい。
ま、こんなところでしょうかね。
アマチュアが音楽活動を続けていくと、
第一段階 : お客さんからの評価に関係なく自己陶酔に至る
第二段階 : お客さんからの評価によって自己満足を得られる
というステップを踏むことになると思います。
・・・というオチでどーよ。
もっとも、ひと口に 「アマチュアの音楽活動」 といっても多岐に亘るので、
本日の考察はあくまで 「ライブ主体の音楽活動」 に限定したハナシとなりますが。
そこんとこ、ご容赦下さいまへ。
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▼ 7月定例やまぼうしライブ
日時 : 7月14日(金) 19時30分~21時00分
▼ 関連リンク
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
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