まゆみ
これは売れるべくして売れた名曲だな～、と実感したモノです。
普通なら歌ってる本人が赤面しそうな歌詞を、恥ずかしげもなく大風呂敷を広げて歌い上げ、
さらに、一筋縄ではいかない楽曲構成やら、転調ワザやら、緻密なアレンジが施されているので、
この作詞・作曲・編曲の ＫＡＮ ってヤツはタダモノではないなっ！ と思ったものです。
しかしながら、大半の視聴者が危惧したとおり、以降の作品が大ヒットすることはなく、
結果的に 「一発屋」 のような烙印を押されてしまったのは気の毒だと思います。
んで、この 「まゆみ」 は、ＦＭで流れていたのを偶然、耳にして以来、
「気になる曲」 としてしばらくの間、脳裏に焼き付いていたところ、
たまたま訪れた中古レコード屋で、中古ＣＤシングルを発見し、即買いした次第。
・・・って、気に入った曲なら、さっさと新品を買えよ！ってか？
比較的 「どこにもありそうな」 Ａメロに対して、
突然、ビートルズの 「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」 のような壮大なアレンジのサビが登場し、
再び地味なＡメロに戻る、という楽曲構成が斬新であると感じたモンです。
さらに、「可もない、不可もない」 という、なかなか Ｊ－ＰＯＰ には見られない歌詞の使い方も
オイラの琴線に触れたワケです。
決してオイラ的に大好きなミュージシャンというワケではありませんが、
音楽的スキルはかなり高い （少なくとも小室哲哉よりは遥かに上）
と確信しているお方でございます。
まゆみ 最近の君はどう 僕はね 少しふてくされているよ
まゆみ つまらない時のために なんとなく なんとなく 歌なんか作ってみたんだよ
まゆみ 君は都会の隅で こっそりと笑ってた小さな花で
まゆみ 僕は見てるだけだけど 知らない誰かが 摘み取っていくのも少し怖いんだよ
可もない 不可もない そんな生活に 話したい 伝えたい いつも言い出せなくて
これじゃない あれもいや それは深刻で 騙し合い 慰め合い 心もたないよ
まゆみ 君は時々つもる悲しみを いったい何処へ流すの
まゆみ たまには大きな声で 騒いだり 叫んだり 僕に当たったりしてもいいんだよ
決して自分のこと責めたりしないで
可もない 不可もない そんな性格に 好きじゃない 悪くない 責任とれなくて
あれがいい それはいや これも深刻で 帰りたい でも帰れない
人は誰も皆 それぞれの悲しみを抱きしめ
いつも夢を見てるよ きっと誰かに小さな叫びが届く日まで
まゆみ いちばん澄き透って 美しい水って何か知ってるかい
まゆみ 恋をして切なくて 我慢して 我慢して こぼれた涙がきっとそうだよ
こんなことしか言えない僕を許して
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▼ ９月定例やまぼうしライブ
日時 ： ９月９日（金） １９時３０分～２１時００分
▼ 関連リンク
２０１４年１月１０日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
トワイライト・ヴュー （2000年に宅録したオリジナル曲です）
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