初恋のメロディー
１９７２年リリース作品。
当時、新進の若手女優として人気上昇中だった 小林麻美 の歌手デビュー曲。
作詞：橋本淳、作曲：筒美京平という、当時を代表する作詞・作曲陣による渾身の一枚。
なんとなーく無意識にハチロクっぽい曲という記憶がありましが、
なんつーことはない、ごく普通のミディアムテンポのエイトビートですな。
オイラ的には筒美作品にはありそうでなかったタイプの曲というイメージです。
つーか、８０年代の筒美作品にありがちな、転調、代理コード、ハーフディミニッシュ進行といった
定番ワザがひとつも入っていない、いたって普通の無難な歌謡曲。
いやいや、やはりこの曲は 「筒美作品」 というより、「橋本作品」 という方が正しいのかも。
オイラ的にはとても職人芸を感じさせる、プロの作詞というカンジがビンビンです。
なんつったって、タイトルは 「初恋のメロディー」 なのに、歌詞の出だしが
「これが最後の口づけなのに貴方は何をためらうのかしら」 ですからねえ。
このリスナーの予想を裏切る作詞センスは素晴らしいですっ。
ハッキリ言って 「歌手が本職でない女優さんが人気に任せて出しちゃった一曲」 そのものですが、
このいかにも初心者っぽいカンジが運よく成功したパターンではないでしょうか。
決して悪い曲ではありませんが、突出した名曲というワケでもない。
それにしては、カバーバージョンが多数存在しているという、ちょっち珍しい、
隠れた筒美スタンダードの名曲なのかもしれません。
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▼ ８月定例やまぼうしライブ
日時 ： ８月１２日（金） １９時３０分～２１時００分
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２０１４年１月１０日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
トワイライト・ヴュー （2000年に宅録したオリジナル曲です）
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