本来の 「シンガーソングライター」 の定義について

時代の流れと共に言葉の意味が変化していくことは珍しくありません。
実は 「シンガーソングライター」 という単語に込められた意味も昔と今では変わってきています。

むかーし、2000年代だったと思いますが、山下達郎 師匠がDJ番組内において、
「本来のシンガーソングライターとは・・・」 というような話をしていて、
アメリカでは ジェームス・テイラー に代表される 「内向的な自作曲を歌うミュージシャン」
のことを形容した言葉であり、たとえ自作曲を歌うミュージシャンであっても、
反体制・反社会的な詞や、バンド演奏を前提としたロック色の強い音楽ジャンルは含まれない、
というような説明をしていたと記憶しています。
(うろ覚えなのでイマイチ自信ないですが)

2015年の今日においては、アコギ弾き語り系アマチュアミュージシャンの大多数が、
「シンガーソングライター」 を自称しておりますが、
オイラ的には前述のような解説・解釈が脳裏に焼き付いているため、イマイチしっくりこないというか、
「オメーの芸風はシンガーソングライターじゃねーよ!」
とツッコみたい衝動にかられる場面が少なくありません。

では、オマエが思い描く 「2015年の今日におけるシンガーソングライター像」 とは、
具体的にどんな芸風で、どんな活動を行っているミュージシャンなのか? と訊かれても
ちゃんと答えられないオイラ自身が情けなかったりするワケですが、
少なくとも 「どこかで聴いたことのありそうな曲調のオリジナル曲」 を聴かされているうちは、
その人のことを 「シンガーソングライター」 とは呼びたくないな~と思います。
いわゆるJ-POP調の耳障りがよいだけの言葉を羅列した歌詞を
「オリジナル曲です」 と言われてもねえ。

オイラ的には、アコギ弾き語りのアマチュアより、通称: ボカロP と呼ばれる人たちの方に、
かつてシンガーソングライターと呼ばれていたアマチュアたち」 のスピリッツを感じるというか、
新しい音楽へのチャレンジ魂やクリエイター根性みたいなモノを感じます。

ちなみにオイラもカバー曲オンリーのアコギ弾き語りの芸風を得意としておりますが、
そんじょそこらの 「自称シンガーソングライター」 よりも
オリジナリティの高いカバーを実践している、という、実にちっぽけな自負心があったりします。

つーか、オイラも20代の頃はシンガーソングライター気取りでしたが、
とある知人バンドのスタジオ練習を見学に行ったとき、突如始まった 「ジャムセッション」 に
ギタリストとして乱入参加することができず、すっげー悔しい思いをした経験から、
「シンガーソングライター」 から 「いち演奏者」 志向に一気にシフトした経緯があります。

そう、オイラが 「シンガーソングライター」 という言葉に持つネガティブなイメージとして、
・自分のオリジナル曲 「しか」 弾けない
音楽理論を習得していない。
・楽器演奏スキルが低い。
・特定の音楽ジャンル、特定のグルーヴにしか対応できない。
といった、「かつての情けない自分自身」 がオーバーラップ してしまうんです。

マチュアとして音楽に携わっているみなさんは、自分のことを何と形容したいと思っていますか?
オイラは 「アマチュアミュージシャン」 を自称したい と思っています。

▼参考:Wikipediaにおける 「シンガーソングライター」 解説
※ビミョーに以前とは解説内容が変化 (改訂?) しているように思われます。




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▼ 10月定例やまぼうしライブ












  日時 : 10月9日(金) 19時30分~21時00分
  料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
  内容 : 19時30分~ Tacaco (ピアノ弾き語り)
       20時15分~ クロキユウタ (ギター弾き語り
 


▼ 関連リンク












トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)








※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です

※オイラがファン倶楽部会長(本人未公認)を務めるアマチュアミュージシャン あやあね のブログです

※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクトです

※オリジナル曲や関係各位のライブ音源等をアップロードしてあります

宅録作品や関係各位のライブ映像等をアップロードしてあります

※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません

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