日本人は 「音楽を好きでない」 人口が多いと思います
ついにアップルの定額音楽配信サービスの概要が正式にアナウンスされました。
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ネット上では早くも 「果たして日本で成功するか？」 という議論が熱を帯びています。
オイラ的には、「日本で成功して欲しい」 というより
「成功しなければ日本の軽音楽の未来はない」 という危惧を抱いております。
当ブログでは何度となく書いていますが、オイラには、
「日本人はそれほど音楽が好きな人種でない」 という見解がありまして
その理由は、「自分が興味のない音楽ジャンルへの執着が著しく低い」 と見られる傾向を、
オイラ自身の音楽嗜好、オイラの知人の音楽に対するスタンス、
流行の音楽に対する音楽業界の取り組みなどから、強く感じるからです。
たとえば知人のアマチュアミュージシャンの多くは、
自分の得意分野からなかなか 「飛び出さない」 と強く感じます。
ライブハウスのお客さんを見ていると、自分のお目当ての出演者の出番が終わると、
対バンのステージを見ることなく帰ってしまう人が大半です。
オイラのオヤヂは演歌以外を音楽と認めておらず、
「自分の知らない音楽」 に対するアレルギーがハンパありませんが、
世間一般の高齢者にもかなり類似の傾向を感じます。
山下達郎師匠曰く、
「音楽は国境や世代の壁を飛び越える、と言う説がありますが、僕は、
音楽をやればやるほど、ジェネレーションギャップを感じてしまいます。」
と発言していましたが、まったく同感です。
日本における音楽ジャンルの多様性は、決して狭くないと信じていますが、
あまりにも 「棲み分け」 が浸透し過ぎて、
各エリアを隔てた 「交流」 が廃れてしまっていると感じます。
たとえば、アマチュアミュージシャンのライブを見に行くと、
「フォーク」、「ハードロック」、「メタル」、「ファンク」、「ジャズ」、
「パンク」、「レゲエ」、「ブルース」、「ＤＪ」 等々といったジャンルが確立していて、
出演者もお客さんも、自分のお気に入りのメニューしか平らげない傾向が強い。
別に今に始まったことではありませんが、その 「隔たり度」 は以前に比べて大きいと感じます。
テレビの音楽番組を見れば、「ＡＫＢ」、「ジャニーズ」、「エイベックス」、「アミューズ」
以外の音楽にはまずお目にかかれません。
しかも、２０００年以降のシングルヒット曲の大半は 「キック４つ打ちビート」 ばかり。
つまり、音楽ファンは、自分の好きな傾向の音楽を聴きたければ、
そのエリアに行けばいい、そのテレビを見ればいい、という、
一見すると便利な棲み分けが確立されているように感じてしまうワケですが、
果たしてそれで 「音楽の多様性を受け入れ、聴き分けられる音楽ファン」
の素養を育てることができるのか？
それに比べると、あまり認めたくはありませんが、Ｋ－ＰＯＰの多様性・先進性は、
Ｊ－ＰＯＰよりも半歩先に進んでいるような気がしてなりません。
いやいや、Ｊ－ＰＯＰにも多様性・先進性は間違いなく存在しているんですが、
一般ピーポーの耳には届きにくいエリアに疎外されていると思えてしまうんです。
この調子では、アップルミュージックが日本でサービスを展開しても、
「せっかくだから、普段、自分が聴かないジャンルもたくさん聴いてみよう」
と思う音楽ファンの比率は、決して多くならないような気がしてしょーがありません。
インターネットが浸透して、「日本の文化が世界を席巻している」
ような錯覚に陥ることがありますが、こと、日本の商業音楽に関して言えば、
とても本場アメリカの音楽に太刀打ちできるクオリティを保っているとは思えません。
もっと世界の音楽に耳を澄まして、日本の音楽の旧態依然とした立ち位置を
しっかりと認識する必要があるんじゃないのかな～
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▼ ６月定例やまぼうしライブ
日時 ： ６月１２日（金） １９時３０分～２１時００分
▼ ７月定例やまぼうしライブ
日時 ： ７月１０日（金） １９時３０分～２１時００分
▼ 関連リンク
２０１４年１月１０日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
トワイライト・ヴュー （2000年に宅録したオリジナル曲です）
※オイラ２０代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です
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※故・森下よしひささんの名曲をＣＤ化するというプロジェクトです
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