「ロックとフォーク」 そして 「エレキとアコギ」 の壁

ごく稀に、アコギ弾きの方から
「エレキも弾けるようになりたいんだけど、どーしたらいい?」
と相談されることがあります。
(不思議と逆のパターンはあまり記憶にありませんが。)

ちなみにオイラは両刀使いです。
アコースティックギターもエレクトリックギターも、ほぼ同じくらい愛用しています。

何度も書いていますが、オイラは中学2年の頃に吉田拓郎の影響でギターを弾き始めたので、
当時はアコギ弾きでした。
いや、正確に言うと フォークソングしか弾けないアコギ弾き」 でした。

中学3年生から、キッスをきっかけにハードロックを聴き始め、
中学卒業祝いにエレクトリックギターを買ってもらいましたが、
相変わらず フォークソングしか弾けないエレキ弾き」 のままでした。

そんなオイラにとって、「ロックを弾けるエレキ弾き」 は憧れの対象でしたが、
「そっちの世界」 に行くためには、大きな 「壁」 を越えなければならないことを
おぼろげながら、認識しておりますた。

その 「壁」 とは、ずばり、「ロックとフォークの奏法の違い」 です。
決して「エレクトリックギターとアコースティックギターの違い」 ではありません。

「フォーク」 のギター奏法の特徴
・ローコードが主体
・1~6弦すべてを発音するストロークが主体
シンコペーションのあるハチロク系オルタネートストロークが主体
ブルーノートの使用頻度が低い

「ロック」 のギター奏法の特徴
・ハイコードのストロークパワーコードのリフが主体
・特定の弦だけを弾く奏法が主体
・ミュートタイミングを重んじるストロークが主体
ブルーノートの使用頻度が高い

上記は、かなりオイラ個人の偏見に満ちた見解ですが、このルールに則れば、
アコースティックギターでもロックは弾けますし、
エレクトリックギターでもフォークのエッセンスは出せます。

たとえば、アコギ弾きの方が、フォークの曲を、ハイコードポジションで、
裏拍アップストローク主体の16ビートで弾けば、ほんの少しファンク調になるはず。

要は、フォーク = アコースティックギター、ロック = エレクトリックギター、という、
ステレオタイプな概念 (=壁) を、意識的に壊していくことができればいいんです。

別にハイポジションでギターソロの練習なんかする必要はありません。
(んなこたー、コード理論やスケール理論を勉強した後でも遅くはない)

まずは、ビートルズストーンズの曲をアコギでコピーするところから始めてはいかがか?
あるいは、簡単なリフで弾けるハードロックの曲、
「ユー・リアリー・ガット・ミー」 とか 「スモーク・オン・ザ・ウォーター」 を
アコギで完コピしてみるのも面白いと思います。

ちなみにオイラは、山下達郎に代表される 「カッティング奏法」 を
アコギで弾くところから始めましたが。

とは言うものの、普段、フォークしか聴かず、ロックには耳を貸さないという嗜好の方、
またその逆の嗜好の方が、「意識的にロックとフォークの壁を打ち破る」 というのは、
恐らく、そんなに簡単なコトではないでしょう。

しかし、ロックもフォークも好きだ、という方であれば、とにかく自分の不得手のジャンルに、
初心者のつもりで飛び込んでいくことが第一歩になると思います。
でも、無理してギターをアコースティックからエレクトリックに、
あるいは、エレクトリックからアコースティックに持ち替える必要性は、
「それほどない」 と、オイラは思っています。




■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■

▼ 月定例やまぼうしライブ











  日時 : 6月12日(金) 19時30分~21時00分
  料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
  内容 : 19時30分~ ノーザンスター (ギター弾き語り)
       20時15分~ 秋山マサアキ (ギター弾き語り
 



▼ 関連リンク












トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)








※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です

※オイラがファン倶楽部会長(本人未公認)を務めるアマチュアミュージシャン あやあね のブログです

※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクトです

※オリジナル曲や関係各位のライブ音源等をアップロードしてあります

宅録作品や関係各位のライブ映像等をアップロードしてあります

※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません

■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■