見た目はヘンテコでも

何度もブログっておりますが、現在、オイラがメインで使用しているミキサーは、
超絶変態ミキサー 「LINE6 M20d」 です。
PA現場では 「これがミキサーですか?」 と声を掛けられることも日常茶飯事です。

また、オイラが小規模ライブで使用しているスピーカーは、
「BOSE 403 SYSTEM」 という、かなりキワモノで物珍しいブツでありやす。
こちらの方もお客さんから 「ここから音が出てるんですか?」 という感想をよく聴きます。

手前味噌ながら、このような物珍しい機材を使っている割に、
それなりに 「マトモな音」 を出しているという自負はあるワケですが、
そうするとお客さんから意外な感想が聞かれることに気付きます。

「一見するとキワモノのような機材からマトモな音が出ることがわかると、
 多くの人は、その機材を過大評価する傾向がある。」

「LINE6 M20d」 はコンパクトで合理的なデジミキですが、
突出して高音質なミキサーとは思いません。
また、「BOSE 403 SYSTEM」ディスコンから約30年経過している骨董品、
しかも中古品なので、ハイファイであるワケがありません。
よって、オイラのPAシステムで 「極上の音」 がするワケがありません。

恐らくこれは、心理的音響効果と言いますか、
奇異な見た目と 「比較」 してマトモな音が出たという驚きにバイアスがかかっているのでは?
と、オイラは推察しています。

ある意味、スーパーでも売っている数百円の電源延長コードよりも、
高級オーディオショップで売っている数万円の電源ケーブルの方が、
「いい音がするような気がする」 プラシーボ効果 と大差ない気がします。

もしかすると、お客さんからの声掛けに対し、オイラが
「このスピーカーは骨董品レベルの中古ですが、ちょうどいい具合にエージングできてるんですよ。」
と、嘘八百の返事を返したら、その方が感じる 「いい音に聴こえる」 錯覚バイアスは
さらに増加するかもしれません。
ちなみにオイラは、電源コード神話もエージング伝説も完全否定派です。

ただまあ、音楽に限らず、他人と交渉事を行う際の心理的テクニックのひとつとして、
「見た目は貧弱なモノがまともに機能することによって、ワンランク上の評価を得る」
というワザを身に付けておくことは有用ではないでしょうか。

逆を言えば、いかにもいい音がしそうなPAシステムから 「普通の音」 がすると、
多くの人は過小評価する傾向にある、のかもしれません。

みなさんの意見やいかに。




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▼ 月定例やまぼうしライブ










  日時 : 2月13日(金) 19時30分~21時00分
  料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
  内容 : 19時30分~  Tacaco (ピアノ弾き語り)
        20時15分~ 福居八大 (津軽三味線




▼ 関連リンク












トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)








※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です

※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクトです

※オリジナル曲や関係各位のライブ音源等をアップロードしてあります

宅録作品や関係各位のライブ映像等をアップロードしてあります

※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません

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