カモン・ベイビー,ライト・マイ・ファイアー

去る2013年5月20日、ドアーズのキーボーディストである
レイ・マンザレク が亡くなられました。
享年74歳。

オイラ、自慢じゃありませんが、ドアーズにはまったく興味がなく、
ちゃんと知っている曲も 「ハートに火をつけて」 の1曲のみ。

もちろん有名なロック・レジェンドであるので、最低限の知識というか、
ジム・モリソンのプロフィールや、レイ・マンザレクのKBサウンドの特徴くらいは知っていますが、
初めて 「ハートに火をつけて」 を聴いたときの印象があまりに悪すぎました。

ハードロックを聴き慣れた耳にはあまりに軽く、プレゼンスのないオルガンサウンドや、
まったく盛り上がりを感じられないサビのメロディとボーカリゼーション。
本当にこの曲が 「ロック史上に残る」 と形容される名曲 「ハートに火をつけて」 なのか?
と、感じたのが1980年頃、当時18歳くらいのことでした。

その後、深夜のテレビ番組で放送された 伝記映画 「ドアーズ」 を見ましたが、
その印象は変わることなく、むしろ、モリソンのあまりに自堕落的な生きざまの映像に、
典型的な 「虚飾のロックスター像」 を感じてしまい、なんともスッキリしない印象を抱きました。

ちなみに、ローリング・ストーンズのオリジナルメンバーであった、
ブライアン・ジョーンズ の伝記映画 ストーンズから消えた男」 を見たときも同様の印象でした。

ジム・モリソンやブライアン・ジョーンズに限らず、
最初こそ 「反逆のカリスマ」 であったロック少年のほとんどは、
商業的に成功してしまった途端に態度が一変し、自分を支えてくれた人々への感謝を忘れて、
創作意欲を上げるため、と称してはドラッグに手を出し、女をはべらし、金を浪費し、
初心を忘れて、ただ金儲けのためだけに音楽を作り続ける・・・人が大半のように見受けられます。
小室哲哉だってその一人。

中にはそんな堕落した人生から立ち直った人もいるし、下積み期間が長ければ、
たとえ商業的に成功しても下積み時代に支えてくれた人たちへの感謝を忘れない人もいます。

しかし、ジム・モリソンはそうではなかった。
売れた途端に天狗になって、ロック魂を売り渡し、金に物を言わせて贅沢三昧を重ね、
とてもロックスターとは思えぬくらいに肥満し、結局、麻薬に溺れて死んでいった。
オイラ的には尊敬に値しない人であり、典型的な反面教師。

ロック界には、若くして死んでしまったロックスターを祀り上げる風潮が少なからずあると思いますが、
オイラは、ジム・モリソン、シド・ビシャスカート・コバーン、といった虚飾のヒーローを
安易に賞賛することには同意できません。










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