入力レベルを監視する

20年前のアマチュアレベルのPA現場で使われるミキサーには、
せいぜい2~6個くらいのレベルメーターしか装備されていませんでした。

当時定番だったヤマハの安価なミキサー=MCシリーズの場合だと、
針式のVUメーターが、マスターL・R用に2つ、
その他AUX、GRP (だったかな?) とPFL切替式のVUメーターが6つ装備されておりますた。

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当然ながら入力チャンネルに信号が入っているか、それはどのくらいのレベルなのか、
を確認するためには各チャンネルのPFLボタンを切り替えながら、
PFL用のVUメーターとヘッドフォンを併用する以外に選択肢はありませんでした。

ライブ途中にメインスピーカーからブツブツと断続的なノイズが聞こえようものなら、
まずケーブルの接触不良を疑い、前述のとおりPFLとヘッドフォンでノイズ発生源 (チャンネル)
を探す作業に追われることとなります。

し・か・し、時は流れ、現在はデジタルミキサーが全盛となり、
液晶画面等で全入力チャンネルのレベルを 「視認」 できることがアタリマエとなりました。
これはうれしい。
PA現場の人間にとっては何よりもありがたい機能です。

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ついでに言えば、最近巷で話題のベリンガーX32に至っては、
全チャンネルの入力レベルはもちろん、ゲートの開閉、コンプの効きまでもが同時に視認できます。
すげー。

もちろん前述のような突発的ノイズ発生時も、レベルメーターを視認していれば、
ブツブツというノイズが聞こえた瞬間にレベルメーターが触れたチャンネルを探せばいいワケで、
いちいちPFLとヘッドフォンでチャンネルを切り替える手間が省けます。

まあ8チャンネル程度のチャンネルしか使わない現場であれば、
アナログミキサーでもそれほど不便ではないでしょうが、
さすがに10チャンネルを超える規模になってくるとそうはいきません。
また、オイラのように複数出演者 (アマチュア) が入れ替わり立ち替わり
ステージに上がるようなライブ現場のオファーが多いPA屋には必須の機能と言えます。

何度も書いておりますが、デジミキを使ったらもうアナログ卓には戻れません。
EQの設定など一部の使い勝手に関しては確かにアナログ卓に劣る部分がありますが、
そんなものはトレーニングによってある程度改善できますし、
フェーダー操作等に関してはアナログ卓とまったく変わりません。

・・・なんてことを、昨日のアカペラライブのオペをしながら再認識いたしましたとさ。

ちゃんちゃん。









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  ▼ 10月定例やまぼうしライブ
   日時 : 10月12日(金) 19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
   内容 : 19時30分~ 風太 (ギター弾き語り)
        20時15分~ 渡辺真由子 (ピアノ演奏)
  https://2iqvfa.sn2.livefilestore.com/y1p_YbPF-tD4rykU8IoKhGErJgKmrVSuZC-ZOCj0xvl1aPa1nBf9ntCUizBDu_KawAYtVqADLFTt0pkt37w4S4uhXPxGQ1cbDjI/20121012yamaboushilive_flyer.jpg?psid=1

  ▼ チャイニーズ・カン・フー (カバー 1987年自宅録音) / BLUES和也
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  ▼ 森下よしひさフィルムコンサート #04 / 星空の二人
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  ▼ 北街道の唄プロジェクト
  http://www.kitakaidounouta-project.net/
  ※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクト。
   森下さんへのメッセージを掲示板にお書きください。
   CDをお買い求めいただければなおうれしス

  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO (本館) はこちら
   http://www.geocities.jp/garage_miho

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