1988年、ヤマハ初の音楽専用パソコン 「C1」
今でこそ音楽制作にパソコンを使うことはアタリマエであるが、
1980年代は、一般家庭ではパソコンなんてものは 「ない」 ことがアタリマエであった。
1980年代は、一般家庭ではパソコンなんてものは 「ない」 ことがアタリマエであった。
そんな中、日本人が初めて親しんだ 「パソコンを使った音楽制作」 の第一弾は、恐らく
カモンミュージック がリリースしたNEC PC-98用のシーケンスソフト 「RCP-PC98」 で、
ローランド の 「ミュージくん」、ヤマハ のMSXパソコン専用パッケージ 「CBXシリーズ」 等がそれに続く。
カモンミュージック がリリースしたNEC PC-98用のシーケンスソフト 「RCP-PC98」 で、
ローランド の 「ミュージくん」、ヤマハ のMSXパソコン専用パッケージ 「CBXシリーズ」 等がそれに続く。
特にアタリのPCは、楽器店 (カメオ) が輸入販売していたことから 「音楽専用パソコン」 と認識され、
また、ライバルのマックが本体だけで軽く40万円を超える価格だったのに対し、
1040STは10万円台で本体+シーケンスソフトが購入できるとあってかなり売れたと聞く。
しかも、マックもアタリもシーケンスソフトはリアルタイム入力がメインであったため、
生粋のミュージシャンに人気があった。
(前述のカモンミュージック等のユーザーは、非ミュージシャンが少なくなかった)
また、ライバルのマックが本体だけで軽く40万円を超える価格だったのに対し、
1040STは10万円台で本体+シーケンスソフトが購入できるとあってかなり売れたと聞く。
しかも、マックもアタリもシーケンスソフトはリアルタイム入力がメインであったため、
生粋のミュージシャンに人気があった。
(前述のカモンミュージック等のユーザーは、非ミュージシャンが少なくなかった)
と言うのが1986~1988年頃の状況で、日本メーカーの旗色はヒジョーに悪かった。
汎用パソコンで音楽制作を行う場合は、どーしても外付けMIDIインターフェースが不可欠であったが、
ぬわんとC1の本体には、最初からMIDI端子が11個 (※1) も装備されていた!
※1 in×2、out×8、thru×1
ぬわんとC1の本体には、最初からMIDI端子が11個 (※1) も装備されていた!
※1 in×2、out×8、thru×1
・・・のだが、さすがに本体価格が高価 (※2) であったことが災いし、ほとんど売れた様子がない。
※2 C1=348,000円、C1/20=498,000円
※2 C1=348,000円、C1/20=498,000円
ちなみにC1/20はハードディスク内蔵モデルであるが、「20」 はもちろん20GBではなく、
20MB(!!!)であります。
20MB(!!!)であります。
オイラは池袋で開催された楽器フェアにおいて、本製品の実機を触ったことがあるが・・・
当時の液晶ディスプレイは現在とは比べ物にならないほどお粗末な出来で、
ほんの少しマウスでカーソルを動かしただけで、あっと言う間にポインタを見失ってしまう。
ましてや、画面を指で触ろうものなら、触った部分が 「波紋」 を起こし、
ものの見事にディスプレイ前面に広がってしまうようなシロモノでありますた。
当時の液晶ディスプレイは現在とは比べ物にならないほどお粗末な出来で、
ほんの少しマウスでカーソルを動かしただけで、あっと言う間にポインタを見失ってしまう。
ましてや、画面を指で触ろうものなら、触った部分が 「波紋」 を起こし、
ものの見事にディスプレイ前面に広がってしまうようなシロモノでありますた。
恐らく購入を検討された方も、この実機を触った後では
購買意欲が著しく下がってしまったであろうことは想像に難くない。
購買意欲が著しく下がってしまったであろうことは想像に難くない。
もし、この 「C1」 がもっと安価で、見やすいディスプレイを装備していたら・・・
現在の情勢も少しは変わっていたかもしれませぬ。
・・・いや、対して変わっていないか (苦笑)
現在の情勢も少しは変わっていたかもしれませぬ。
・・・いや、対して変わっていないか (苦笑)
そんな 「C1」 のカタログを発掘いたしました。
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▼ 9月定例やまぼうしライブ
日時 : 9月9日(金)19時30分~21時00分
会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
出演 : ギターワンダーランド 萩原基宏 (もう一組は調整中)
日時 : 9月9日(金)19時30分~21時00分
会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
出演 : ギターワンダーランド 萩原基宏 (もう一組は調整中)
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