入院中の暇つぶしは・・・REASONのお勉強

入院中はだいぶ時間的余裕があるだろうと思いノートパソコンを病室に持ち込んでおります。
それでインターネットやらブログ更新をしているワケだすが、さすがにそれだけだとツマラナイ。

と言うワケで、この機会に昔から所有してはいるもののイマイチ深く使用していなかった音楽ソフト、
プロペラヘッドの Reason について、何を今さらとは思いながらも改めて勉強中でありやす。

つーか、オイラの場合、昔からギター関連雑誌はほとんど購読したことがないのに、
キーボードマガジン やら KBスペシャ (現在廃刊) を愛読しておりまして (現在はサンレコだけですが)、
その割にシンセの実際の 「音づくり」 に関しては未だに食わず嫌いの部分が多いとです。

もちろん理屈やら専門用語の類いは知識としてあるものの、
実際にこのツマミを動かすとどんな音色変化を得られるのか?に関する知識はかなり乏しい。
特にオシレーター波形の位相をズラして減算・加算・乗算するなんて効果は未だに理解不能
オイラ的には、それって狙って得られる効果と言うよりも、
かなり偶然性に委ねられている気がしてショーがない。

下記は Reason に搭載されているアナログっぽい音づくりに特化したシンセ SUBTRACTOR

イメージ 1


オシレーターは2基搭載されており、OSC1 には基本4波形+特殊28波形の32種類がプリセット。
ちなみに基本波形とは、ノコギリ波、三角波、パルス波、サイン波、の4つで、
特殊波形とは、恐らく生楽器の波形をサンプリングした一周期分を抜き出したモノと思われ。
80年代初期のKORGのシンセに搭載されていた DWGS音源 みたいなシロモノではないかしらん。

OSC2 にはOSC1と同じ32波形にプラスしてノイズジェネレーターが付加されておりやす。

さて、音づくり を行う際には、この OSC1、OSC2 の波形選択から始める事になるワケだが、
実は波形選択と並んでもうひとつこのシンセには優れた波形生成機能がある。

それが赤線部分で囲ったエリア ・・・ フェイズオフセットモジュレーション

以下、Reasonのヘルプページから引用だす。

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"Subtractor" オシレーターの独特な特徴は、オシレーター1つで特殊な波形を作成し、
またその波形の位相を相殺 (オフセット) して、その量の調節が行える点にあります。

波形自身のフェイズオフセットコピーを使って波形を減算したり乗算することで、
非常に複雑な波形を作成することができます。

難解に聞こえるでしょうか?
確かにその背景にある理論は難解かも知れません、
しかしユーザーの視点から見れば、これは既存の波形から新しい波形を生成する単なる方法に過ぎません。

ベテランのシンセプログラマーが "Subtractor" を初めて使うと、
何故 "Subtractor" のオシレーターは一般的なシンセで使用されるパルス波形と
それに関するパルスウィズモジュレーション (PWM)、
またはアナログシンセサイザー共通の特徴であるオシレーターシンクが無いのか疑問に思うかも知れません。

これは"Subtractor"が簡単に (PWMを伴った) パルス波形、及びオシレーターシンクを作成することができ、
更にフェイズオフセットモジュレーションを部分的に使用して多彩なサウンドを得ることができるからです。

オシレーターには "Phase" ノブとセレクターボタンがあります。
"Phase" ノブは位相のオフセット量を調節するのに使用し、セレクターは3つのモードを選択します:

波形を乗算(x) 

波形を減算(-)

フェイズオフセットモジュレーションを行わない(o)

フェイズオフセットモジュレーションがオンになっていると、オシレーターは同じ形の第2の波形を作成し、
"Phase (フェーズ) " ノブで設定した量に応じて相殺します。
選択されたモードに依って、"Subtractor" は2つの波形同士を乗算または減算します。

結果として生じる波形は次のイラストのようになります。

イメージ 2


例1では、2つのノコギリ波がわずかに隔たって見えます。

例2では片方のわずかに隔たったノコギリ波がもう片方から減算されて、パルス波を生成しています。
フェイズオフセットのパラメーターを (例えばLFOで) 調節すると、
その結果はパルスウィズモジュレーション (PWM) になります。

例3では隔たった波形同士が乗算した結果を示しています。
イラストに描いてある通り (また、実際に聞いてみる通り) 波形を乗算すると非常にドラマティックな、
また予期せぬ結果になります。

フェイズオフセットモジュレーションを使用することは非常にリッチで多彩な音色を作成することになります、
特にLFOまたはエンベロープを使ってフェイズオフセットをモジュレーションすると、その結果が顕著です。

この概念を実際に体験するには、フェイズオフセットモジュレーションを使用したパッチを選択して、
フェイズオフセットのパラメーターを動かして何が起こるか理解することです。
オシレーターシンクの例としては "Factory Soundbank" の "Polysynth" カテゴリーにある "SyncedUp" を、
またPWMの例としては "Pads" カテゴリー内の "Sweeping Strings" が上げられます。

フェイズオフセットで波形を減算するモード ( "−" ) をオンにして "Phase" ノブを "0" にすると、
オフセットした波形は元の波形を完全にキャンセルしてしまいます、またオシレーターの出力もなくなります。
"Phase" ノブをゼロ以上にすると、サウンドが出力されます。

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・・・いかがでしょう?
恐らくシンセヲタ以外の方が読んでも意味不明の内容ではなかろうか。

オイラ的には見慣れた専門用語の羅列なので、なんとな~く雰囲気は理解できるものの、
この理屈に基づいて実際に狙った音色を作ってみろ! といわれたら完全にお手上げでごわす。

特にこの フェイズオフセットモジュレーション 、実際に試して見るとたしかに劇的な音色変化が得られる。
しかし、この音色変化を 「予測」 することは容易ではない。
つーか、ベテランのマニピュレーターの方はこの音色変化を予測しながら狙った音づくりを行っているのだと思うと、
オイラ的にはもう、神業に近い技術であると、驚嘆せざるを得ませぬ。

いやー、ホントに今さらではあるが、シンセの音づくりは奥が深すぎて、
とてもじゃないがオイラ程度のシンセヲタ度ではついていけませぬ。

マヂでギターのマルチエフェクターのプログラムエディットの方が100倍は簡単です。


まあ、こんなとき (入院時) でもなければヘルプページを熟読する機会もないので、
ゆっくりと読書 (?) を楽しむことといたしませう。

ふー。




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   料金 : 19時30分 荒井豊 静かなギター ・・・急遽ピンチヒッターを引き受けていただきました


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