2009年サンソン新春放談にて

先日の日曜日(1月4日)、TOKYO-FMの サンデー・ソングブック において、
毎年恒例の 新春放談 -その1- が放送されとりますた。

いちおう説明しておきますが、新春放談ってのは、番組DJの 山下達郎大瀧詠一 御大をゲストに迎えて、
大瀧御大 の近況、昨今の音楽事情に対するテーゼ、やコアな昔話等を、あーでもない、こーでもないとのたまう、
両者のファンにとっては、天皇陛下の新春の辞にも匹敵するありがたき放送なのであります。(そうか?)

ちなみにこの新春放談、今年の放送で23年目を迎えたそうです。 ひえー。
▼詳しくはこちらを参照あれ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E9%81%94%E9%83%8E%E3%81%AEJACCS_CARD%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF#.E6.96.B0.E6.98.A5.E6.94.BE.E8.AB.87

んで、今年の 新春放談-その1- を聞いていてオイラ的に注目したフレーズを再現させていただきませう。

老兵は・・・ただ消え去るのみ

大瀧師匠 が、自身の今後の活動予定等について尋ねられたときのお答えがコレ。
すでに音楽業界から隠居状態となって10年以上が経過しており、今後の活動予定も特にはなく、
さらに大台 (60歳) に突入したこともあって、このような発言になった模様。
ちなみにテレビ業界を見渡すと、未だに たけし・タモリ・さんま がトップを張っていることに対し、
表立って批判はしなかったものの、いつまでも年寄りが表立っていると若手が育たないことを、
さり気なーくチクリとおっしゃっていたようにも聞こえますた。
ちなみに タモリ倶楽部 最近の特集 (地図、地下鉄等) がかなりツボだったともおっしゃってますた。


ライブハウスのお客さんの気質が明らかに昔と違う

以前から 達郎師匠 が声高に指摘していた点。
複数のバンドが出演するイベントライブの場合、
お目当てのバンドのステージが終わると他のバンドは見ずに帰ってしまうお客さんが多い。
つーか、お客さんのほぼ100%がそういう気質になってしまった。
昔はせっかくライブに来たんだから一つでも多くのバンドを見なけりゃ損、と言うカンジだったが、
最近はホントにお目当てのバンド以外は無関心と言う空気が蔓延している。

オイラ的にはアマチュアの世界だけの話だと思っていたが、
達郎師匠 の話によるとプロの場合でもほとんど一緒の状況のようだ。
それだけ音楽が巷に溢れかえっているということなのだろう。


とまあ、他にも面白い話はたくさんあったが、上記の2点がオイラ的には特に印象に残りますた。

インターネット環境さえあれば誰でも世界に向けて自分の音楽を発信することが可能となった現在、
自分で音楽を作っている人間ほど他人 (特にアマチュア) の音楽に無関心となってきている。
一般のお客さんだって、よほど他のミュージシャンとの歴然とした差がない限り、
そのミュージシャンのライブに足を運ぼうと思わないのは当然かもしれない。
何より、他のミュージシャンのライブを見ないで帰ってしまうというのは、
根本的に音楽が好きで聴きに来ているのではなく、
その人がお目当て (もしくは付き合い?) で、わざわざ来てくれていることの証明ではなかろうか?

そういった 「音楽を聴きに来ていないお客さん」 を振り向かせるにはどうすればいいのだろうか?
そもそもそういったお客さんに、いやいやライブ会場に足を運んでもらう必要があるのだろうか?

ちなみにオイラ的には、後者のお客さんにはライブに来てもらわなくて結構、と言うスタンスです。

今年はこの辺のところを追及していこうと思いまする。

よすなに。



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