ＰＡの基本はモノラルミックスです
昨日のブログでds天野さんから興味深いコメントをお寄せいただいたので、
本日ブログのお題として流用させていただきませう。
本日ブログのお題として流用させていただきませう。
ご存知のとおりドラムセットは、ＰＡ時においてもっともマイク本数を要する楽器である。
オイラの場合だと８本、最小パターンでもKick＋Snareの２本は必要だと思う。
オイラの場合だと８本、最小パターンでもKick＋Snareの２本は必要だと思う。
他の楽器やボーカルのほとんどはマイク１本、しかもオンマイクで集音していることを考えれば、
もっとも「立体感」、「空気感」、「ステレオ感」を出すことができるのがドラムのミックスであるとも言える。
もっとも「立体感」、「空気感」、「ステレオ感」を出すことができるのがドラムのミックスであるとも言える。
オイラなどは宅録からＰＡの世界に入ってきた人間であり、
二十歳前当たりから本格的に宅録を始めたときは、とにかく「ステレオ定位」にこだわっており、
たとえ４トラＭＴＲであっても、ミックス時はゼッタイにステレオ感を失わないように気をつけていた。
だから、ＰＡの手伝いを始めて、初めてアマチュアバンドライブのＰＡ卓を触る機会が巡ってきたときには、
当然のようにハイタム、ミッドタム、ロータムのパンポットを、
「見た目」と同じように右（３時）・中（１２時）・左（９時）にセットしたワケだ。
二十歳前当たりから本格的に宅録を始めたときは、とにかく「ステレオ定位」にこだわっており、
たとえ４トラＭＴＲであっても、ミックス時はゼッタイにステレオ感を失わないように気をつけていた。
だから、ＰＡの手伝いを始めて、初めてアマチュアバンドライブのＰＡ卓を触る機会が巡ってきたときには、
当然のようにハイタム、ミッドタム、ロータムのパンポットを、
「見た目」と同じように右（３時）・中（１２時）・左（９時）にセットしたワケだ。
しかし、その操作を横で見ていたオイラのＰＡの師匠であるＫ氏は、
「レコーディングの場合は極端にパンを振っても構わないけど、
ＰＡの場合は全部センターが基本だよ。」
と指摘した。
「だってパンを振っちゃったら、最前列のいちばん下手で聴いているお客さんには
ハイタムの音はほとんど聴こえなくなっちゃうから。」
「レコーディングの場合は極端にパンを振っても構わないけど、
ＰＡの場合は全部センターが基本だよ。」
と指摘した。
「だってパンを振っちゃったら、最前列のいちばん下手で聴いているお客さんには
ハイタムの音はほとんど聴こえなくなっちゃうから。」
うーぬ、実はそんな予感がしていなかったワケではないが、
宅録ヲタクなオイラが初めてＰＡ卓の前に座り、
しかもその場所がステレオ定位がもっとも把握しやすいＦＯＨ（Front Of House）とくれば、
そらー、レコーディングのミックス感覚でチャンネル毎にパンを振りまくりたい思うのが人情と言うもの（？）
宅録ヲタクなオイラが初めてＰＡ卓の前に座り、
しかもその場所がステレオ定位がもっとも把握しやすいＦＯＨ（Front Of House）とくれば、
そらー、レコーディングのミックス感覚でチャンネル毎にパンを振りまくりたい思うのが人情と言うもの（？）
客席のあらゆる場所で、すべてのお客さんが同じ音を聴けるように配慮することこそ、
ＰＡ屋の最重要な仕事であると言える。
ＰＡ屋の最重要な仕事であると言える。
それゆえ、ＰＡ現場ではモノラルチャンネルの定位は「センター」が原則となる。
特例としては、ドラムトップのＬ・Ｒだけはパンを振るようにしている。
もちろんステレオ効果のエフェクター（コーラス等）を使った楽器（シンセ、ギター等）は、
ステレオ２ｃｈで送ってもらい、ＰＡ卓でもそのままステレオ処理することになる。
特例としては、ドラムトップのＬ・Ｒだけはパンを振るようにしている。
もちろんステレオ効果のエフェクター（コーラス等）を使った楽器（シンセ、ギター等）は、
ステレオ２ｃｈで送ってもらい、ＰＡ卓でもそのままステレオ処理することになる。
しかし、たとえばギターが２名いるからと言って、
それぞれを左（９時）、右（３時）にパンを振ってしまったら、
当然、下手側で聴いているお客さんには上手ギターが聴こえにくくなってしまう。
逆の場合もまたしかり。
それぞれを左（９時）、右（３時）にパンを振ってしまったら、
当然、下手側で聴いているお客さんには上手ギターが聴こえにくくなってしまう。
逆の場合もまたしかり。
ツーバスドラムの場合、もし、キック用マイク２本をＬ・Ｒに振ってしまったら、
いちばん上手側、下手側の席に座っているお客さんにはどんな風に聴こえるだろうか？
もちろん客席中央で聴いているお客さんにはオモシロイ効果が出るとは思うが、
だからと言って、それ以外のポジションで聴いているお客さんを無視してよいとはならない。
いちばん上手側、下手側の席に座っているお客さんにはどんな風に聴こえるだろうか？
もちろん客席中央で聴いているお客さんにはオモシロイ効果が出るとは思うが、
だからと言って、それ以外のポジションで聴いているお客さんを無視してよいとはならない。
と言うワケで、元ネタがステレオ音源でない限り、パンはセンターにするのがＰＡの基本である、
と、少なくともオイラは、師匠からの言葉や自分自身の経験則からそのようにオペしている。
と、少なくともオイラは、師匠からの言葉や自分自身の経験則からそのようにオペしている。
とは言うものの、実際のところ、オイラが担当させていただくＰＡ現場は、
どんなに多くても２００名そこそこのキャパの会場がほとんどであり、
結果的に生音とＰＡの音量が半々と言う環境だったりする。
どんなに多くても２００名そこそこのキャパの会場がほとんどであり、
結果的に生音とＰＡの音量が半々と言う環境だったりする。
そうなると、ハッキリ言ってあまりＰＡ側でパンを振る、振らない、ってのは、
実はあまり大きな問題ではなかったりもする（汗）
実はあまり大きな問題ではなかったりもする（汗）
もちろんプロのＰＡ屋さんであれば、
どんなに小さなハコでもそんなアバウトな仕事をするワケはないが、
元来、色々と試行錯誤するのが好きな性格のオイラなので、
本音を言えば、前述のような様々な変態的パンニングをＰＡ現場で実験してみたい欲望が、
実は、すっごくある！
どんなに小さなハコでもそんなアバウトな仕事をするワケはないが、
元来、色々と試行錯誤するのが好きな性格のオイラなので、
本音を言えば、前述のような様々な変態的パンニングをＰＡ現場で実験してみたい欲望が、
実は、すっごくある！
でもなー、あまり変態チックなことするとクライアントから嫌われちゃうしなー。
と、例によっていろんなことを妄想してみる今日この頃であった。
と、例によっていろんなことを妄想してみる今日この頃であった。
・・・恐れていたとおり、今日も上手くオチがつけられなかった・・・Ｗｈｅｎ。
いや、無念。
いや、無念。
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▼ あやあねさん情報
その１ ： ７月６日（日）ドリプラ海側デッキ 「静岡一揆」 に出演
その２ ： ７月２５日（金）清水ＪＡＭＪＡＭＪＡＭ ブラボーチップナイト に出演
※いずれも詳細未定、追ってプログラム等を追記します
その１ ： ７月６日（日）ドリプラ海側デッキ 「静岡一揆」 に出演
その２ ： ７月２５日（金）清水ＪＡＭＪＡＭＪＡＭ ブラボーチップナイト に出演
※いずれも詳細未定、追ってプログラム等を追記します
▼ ７月定例やまぼうしライブ
日時 ： ７月１１日（金）１９時３０分～２１時００分
会場 ： コーヒー＆ギャラリー「やまぼうし」
料金 ： ＠５００円（ワンドリンク付き）
出演 ： １９時３０分～ Ｙｏｕｋｉ ダークサイドアンニュイ
２０時１５分～ チャオくぼた シミフェス・ボンジーア
http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20080711yamaboushilive_flyer.bmp
日時 ： ７月１１日（金）１９時３０分～２１時００分
会場 ： コーヒー＆ギャラリー「やまぼうし」
料金 ： ＠５００円（ワンドリンク付き）
出演 ： １９時３０分～ Ｙｏｕｋｉ ダークサイドアンニュイ
２０時１５分～ チャオくぼた シミフェス・ボンジーア
http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20080711yamaboushilive_flyer.bmp
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