ドラムの定位

もうだいぶ昔の話だが、宅録ヲタクな友人に
オイラの宅録作品やらオイラがPA担当したライブ音源やらを聴いてもらっていた時のこと。
その友人から思いがけない指摘を受けたことがある。


友人 「さっきの作品と今聴いている作品と ドラムの定位 が違うよね?」

オレ 「は?」

友人 「さっきの宅録作品は、ドラムのタム回しが 左から右 だったけど、
    今聞いているライブ音源のタム回しは 右から左 になってるよ。」

オレ 「おー、まったく気がつかなかったけど、言われてみれば確かにそうだ。」

友人 「なんで?」

オレ 「それはだねえ・・・」


と言うわけで、なぜオイラの録音作品の ドラムの定位 がバラバラになってしまったのか、
についてブログらせていただきませう。


まず自宅録音の場合、みなさんは ドラムの定位 をどのように設定されているだろうか。
昔はドラムマシンのパラアウトをアナログミキサーに接続し、
それぞれのチャンネルの PAN で大まかにレフト、センター、ライトの定位を設定したが、
最近はパソコン内だけで宅録が完結する環境がほとんどで、
もしかするとソフト音源のプリセット状態のまま、自分で定位を設定し直す方は少ないかも知れない。

オイラの場合、宅録でドラムを録音する場合 (注:正確に言うと「打ち込む」場合だがが)、
自分がドラムセットの前に座った状態をイメージして打ち込んでいるので、
自然とドラムの定位も、左側にハイタム、右側にロータムとなるように設定している。
すると当然、タム回し を打ち込めば、ドラムの音は 左から右に に流れることとなる。

それに対し、オイラがライブPAを担当させていただき、その音源をマルチ録音した場合は、
客席から見た状態の定位、つまり、右側にハイタム、左側にロータムとなるように
マルチトラック音源をステレオにミックスダウンしていたのだ。
当然、タム回しは、右から左 になる。

しかし、自分としては、前述のとおり常にその時その時の 自分の視線 に基づいて定位を決めてきたので、
他人からそう指摘されるまで、まったく無意識にそうやって来た。

10年以上前だったか、思いがけずその点を指摘されたときは、我ながら目ウロコ状態どした。

とは言うものの、相変わらずオイラのドラムの定位の設定方法は変わっておりまへん。

自宅で宅録するときは、自分がドラムを叩くイメージで、
・キック、スネアはセンター、
ハイハットは気持ち左、
・ハイタムは左、ミッドタムはセンター、ロータムはライト、
・クラッシュシンバル2枚は左右に振り、
・ライドシンバルは気持ち右側、
として定位を設定しとりますが、マルチトラック録音したライブ音源をミックスするときはまったく逆となりやす。


みなさんの ドラムの定位 の仕方はいかがなモンでしょーか?

注:
さすがにオイラと言えどもライブPA本番では、ドラムの定位は基本的にすべてセンターでおます。
あくまでマルチトラック録音データを後日ミックスダウンする場合の話だよん。




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  ▼ あやあねさん情報
   その1 : 7月6日(日)ドリプラ海側デッキ 「静岡一揆 に出演
   その2 : 7月25日(金)清水JAMJAMJAM ブラボーチップナイト に出演
   ※いずれも詳細未定、追ってプログラム等を追記します

  ▼ 7月定例やまぼうしライブ
   日時 : 7月11日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 19時30分~ Youki ダークサイドアンニュイ
        20時15分~ チャオくぼた シミフェス・ボンジー
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