リバーブは深めです

昨日ブログった 大瀧師匠 ほど新旧のディスコグラフィーでリバーブの掛け方に違いのあるミュージシャンはいない。

ナイアガラ黎明期はノーリバーブだったにもかかわらず、
ア・ロング・バケイション では見違えるような深~いリバーブを掛けまくっている。

ロン・バケ のレコーディングエンジニアは、山下達郎FOR YOU などのエンジニアでもある吉田保
そして吉田保と言えば、なんと言っても長~いリバーブタイムが特徴(だとオレは思っている)。

ちなみに吉田保が愛用していたリバーブマシンは、レキシコン480L
・・・と思っていたら、ぬわんと昨日も紹介したサンレコ4月号に吉田保と内沼映二の対談が掲載されていて、
それによると吉田保が愛用していたのは、ソニーDRE-2000A ってな機種らしい。
まあ、どちらにしてもオイラのような一介のアマチュアミュージシャンとは一生縁のないプロ用機器なので、
どーでもいいことですけどねえー。


さて、アマチュアミュージシャンにとってリバーブと言えば、
さりげなく、薄く、リバーブタイム短めに掛けるとプロっぽく聴こえる と言うのが定説である。
(と、少なくともオイラは思ってる。)

たしかに数少ないプロミュージシャンのライブPAを体験した際には、
いずれも、薄~く、リバーブタイム短めにして、リバーブが掛かっているかいないかくらいの掛け方をしていた。
しかし、オイラ的にはどーしてもリバーブの掛け方が少ないと思えてならなかった。


その後、1990年頃だったか、やはりサンレコ吉田保のインタビューが掲載されていて、こう答えていた。
インタビュアー:
ロング・バケイションのリバーブはかなり深く掛けていますよね。

吉田保:
うーん、たしかリバーブタイム4~5秒くらいだったかな。 
でも今にして思えばまだ短かったかな、と思う(笑)
ハッキリ言ってショックでした。
そうかー、ミックスの現場ではリバーブタイム5秒なんてものアリなのか!
じゃあ、PAでもそれくらいやってもいいんじゃねーの?

と思って以来、オイラのPAはかな~り深めにリバーブを掛けるようになった。

ちなみに現在のオイラのPA時の得意技は、
バーブタイプは原則として「Hall」、リバーブタイムは「3~5秒」、ディフュージョンは「100%」。
ディレイは原則「シングル・ディレイ」、FBは「10~20%」、ディレイタイムは「4分音符」、
実は頼まれてもいないのに、モニター返しにも薄くリバーブをかけるのを常としておりまふ。

まあ、「リバーブを薄めにするのがプロっぽい」のが一般的なら、
じゃあ、オレはそのあえてその逆をやってアマチュアリズムを強調してやろうと思ってたりもする。

たしかにたまに出演者から
「あのー、リバーブ、もう少し薄めにしてくれませんかー?」
と言われることもあるが・・・
まー、そんなワケでアマチュアPA屋を自負するオイラの意地(?)でもあるので、
そこんとこ、少しは勘弁してやってちょんまげ。

よすなに。




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