貧乏PA屋にはとてつもなく強~い味方! ベリンガーDDX3216

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

当ブログをご愛読いただいている hofner500_161さんから催促(?)をいただいたことでもあるし、
オイラがここ数年もっとも酷使している愛用のメイン卓である、
Behringer DDX3216 についてブログることといたしませう。

DDX3216 とはなんぞや?

DDX3216 は、低所得アマチュアミュージシャンの財布にはやさしい一方で、
先行楽器・PAメーカーからは 「このコピー商品野郎!」 と罵られている、
ドイツの音楽関連機器ブランド BEHRINGER が2002年に発表した、
同社唯一のデジタルミキサーである。



一見すると YAMAHA O1V に酷似したフロントデザインであるが、その性能はO1Vを遥かに凌駕するっ!

残念ながら現在は生産中止されているようで(注:ベリンガーのホムペ 「製品情報」 には掲載されているが・・・)、
これから新品を入手するのは困難だと思われるが、
もしヤフオク当たりで10万円以下で出品されるようであれば、
これは絶対に 「買い」 をオススメするっ。

特にオイラのようなアマチュアPA屋にとっては、
他の同価格帯デジミキに比べアドバンテージが高いと思うぜよ。
もちろん宅録で活用しようという方にも魅力的ではあるが、
コイツはやはりライブ現場でこそ威力を発揮する、と、オレは思う。

それでは DDX のどこがライブ現場に有利なのか、を述べていこう。


まず第一に、全チャンネルのフェーダー横にレベルメーターが設置されている点

イメージ 6

イメージ 7

これはぜひ他のメーカーにも取り入れて欲しい機能なのだが、
オイラが知る限りこの機能を装備しているのは20万円以下のデジミキでは唯一DDXのみ!

たとえばライブ現場で、設営時間がタイトなとき、
いちいち各チャンネルのソロ/PFLボタンを押しながら
「キックくださーい」 なんてやってたら時間ばかりかかってしまうが、
各チャンネルのPFLレベルが 「目で」 見えるので、
とりあえずドラマーに8ビートを刻んでもらい、
いちいち SOLO/PFL ボタンを押すことなく各楽器のゲインを取ることが簡単にできる。

もちろん演奏中に急に特定の楽器の音が大きくなっても瞬時に目で確認できるし、
その場合は、咄嗟にゲインを下げるとか、コンプのスレッショルドもしくはレシオを下げる(上げる)、
などの対処を取ることができる。


第二に 「LEDリング付チャンネルコントロール」 が設置されている点

イメージ 8

これは各チャンネルのフェーダーの上に設置されているロータリー式のツマミであるが、
これには8つの AUX (うち4つは内蔵FX送り)のうちの一つのセンドレベルを表示・コントロールするモノである。
通常この手の機能は、たとえばヤマハの場合だとチャンネルフェーダーに割り当てられるワザだが、
このやり方では、チャンネルフェーダー及びチャンネルAUXのどちらか一方しか、一度に見ることができない。
しかし、チャンネルフェーダーはフェーダーの動きのみ、
そしてLEDリング付チャンネルコントロールにはAUXのセンドレベルのみ、が表示されれば、
当然のことながら一度に二つの情報を視認できることになる!

これは 「デジミキでPAを行う」 うえでヒジョーに大きなアドバンテージとなる。


第三に・・・特にない?

つーか、上記の優位性だけでこのマシンを選ぶ価値は十分あると思っとります。
もちろんトータルリコールとか、各種エフェクト内蔵とか、全チャンネルにコンプ装備とか、
他にも便利な点は多々あるが、この辺の機能は同価格帯の他社デジミキにも装備されているので、
DDX だけ優れている、とは言いがたい。

逆に不満な点をいくつか挙げてみよう。
・ルーティングの自由度を上げて欲しい
・内蔵エフェクトのディレイを利用するときにタップボタンを割り当てて欲しい
・AUXアウトにもコンプを付けて欲しい
・adatアウトを16から32に拡張して欲しい
・パソコンで外部からコントロールできるソフトを開発して欲しい
・本番中にバグらないで欲しい

まー、こんなところかなー。
いずれにせよ、コイツを使い始めてかなーりオイラのPAの 「枠」 が拡がったと思いまする。

もちろん100万円クラスのデジミキに太刀打ちできるはずはないが、
マチュアPA屋としてのオイラのポリシーである
「一人で運搬できて一人で設営できる機材」
の範疇の製品としては立派に合格ラインだす。


さて、そんなDDXもリリースから6年が経過し、
とっくにモデルチェンジの時期に来ていると思うのだが、
なかなかベリンガーからニューモデルのアナウンスはない。

オイラ的には、アナログ入力24チャンネル、デジタル出力48チャンネル、
パソコンとのダイレクト接続対応(FireWire or USB)、
本体にHDR機能・無線LAN機能搭載、
と言ったスペックを切に希望いたします。

来たれ!ニューカマー!

ちょっとだけ期待して待ってるよん。

イメージ 9

イメージ 10




■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■

  ▼ ヤフーブログがケータイからも見られるようになりますた
   http://blogs.mobile.yahoo.co.jp/p/blog/myblog/mytop?bid=garage_miho

  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO(本館)はこちら
   http://www.geocities.jp/garage_miho

  ▼ 3月定例やまぼうしライブ
   日時 : 3月14日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 19時30分~ BOLE (エレガントロック)
        20時15分~ 空想実験科学館 (Acoustic In Rock)
        http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20080314yamaboushilive_flyer.bmp

■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■