「プロ」 とはかくもキビシイもの

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亀田家が世間から叩かれまくってますなー。
オイラ的には、前田日明 のセリフじゃないが、「因果応報」 って気がするズラ。

と同時に、こんなになるまで亀田家を増長させてきたマスコミ、
特に TBS に対しては 「またか!」 と言うくらいに嫌悪感を覚えてしまう。


それは昔むかしの1967年のこと。
当時、日本プロレスが独占的にプロレス人気を謳歌していた時代に、
弱小インディー団体である 国際プロレス が旗揚げする。

同団体代表である吉原功氏は、アメリカでの活躍実績のある ヒロ・マツダ をエースに据えて興行を行っていたが、
テレビ局がついていないため同団体の知名度は圧倒的に低く、赤字経営を続けていた。

そんな折、自局でのプロレスのテレビ中継を目論んでいたTBSは、
国際プロレス接触し、吉原代表に条件付きで国際プロレスのレギュラー放送を打診する。

その条件とは、番組の名称を 「TBSプロレス」 とすること。
外人レスラー招聘窓口を、ヒロ・マツダではなくアメリカ在住の日系レスラー グレート東郷 に変更すること。

だが、この条件に憤慨したエース、ヒロ・マツダ国際プロレスを見限り、退団してしまう。

エースを失った国際プロレス改めTBSプロレスは新エースとして、
新人レスラー グレート草津 に白羽の矢を立てることとした。

このあまりにお粗末な応急措置に対し、吉原代表は

草津ラグビーでの実績はあるがレスラーとしてはまったくの新人。
 まだ草津をエースに据えるのは時期尚早である。」


と反論したが、これに対しTBSは、

「昔はスター選手を育てるには10年かかったかもしれないが、
 TBSがその気になれば 分単位、秒単位 でスターを作り出してみせる。」


と言う歴史に残る迷言を豪語し、無謀なマッチメークを決定してしまう。
それが、「TBSプロレス」の記念すべき第1回放送となる、
1968年1月3日に両国日大講堂における 「オープニング・ワールド・シリーズ」 の開幕戦。

そのメーンのカードとは、20世紀最強のレスラー と呼ばれた ルー・テーズ に、
TBSプロレス期待の新人 グレート草津 が挑む、TWWA世界ヘビー級選手権

ちなみにこの 「TWWA」 と言うタイトルも
TBSが金にモノを言わせてデッチ上げた虚飾の王座であるとウワサされている。

果たして、TBSが 「テレビ局の力ならスター選手を作ることなど朝メシ前」 と目論んでいた、
世紀の大一番の結果はどうなったのか?

未確認情報によると、TBS幹部はルー・テーズに対し、
破格のギャラの代わりに草津に花を持たせることを要請し、テーズもこれを了承したとのこと。
だが、数々の修羅場を潜り抜けて栄光を手にしてきたテーズにとって、
ポッと出の新人に負けることなど絶対にプライドが許さない。

草津は自分を勝たせてくれるものと信じて自信満々に開幕戦のリングに上がったが、
テーズは3本勝負の1本目、17分50秒に必殺のバックドロップを放ち、
ぬわんと草津はこの攻撃をまともに受けて失神KOとなり、
2本目以降は 「試合放棄」 と言う醜態を晒してしまう。

テーズ曰く、
「手加減して攻撃したのに、あの程度のワザで失神してしまうとは・・・
 クサツはレスラーとして最低限の体力、技術を身につけていたのか?」

と弁明したそうな。

だが、巷では著しくプライドを傷つけられたテーズが 「事故」 を装いながら、
「確信犯」草津を葬った、と言うウワサが根強い。

かくして 「分単位、秒単位でスターを作り出せる!」 と豪語したTBSの目論みはまんまと外れ、
TBSプロレスの行く末を暗示するような、最低最悪の旗揚げ戦に終わってしまった。


・・・と言うような、昭和プロレスファンには 「汚点」 とも言える、
忌まわしい失態を演じた張本人である 「TBS」 が、
凝りもせずに、またしても亀田兄弟をスターにデッチ上げるべく陳腐な筋書きを作り、
そして、またしてもその目論見を外してしまうとは・・・
なんとも学習能力のない連中だこと。


それにしても渦中の亀田大毅
百歩、一万歩、いや一億光年歩譲って、彼の身になって考えてみると・・・

今までさんざんテレビ局におだてられて、自分は強いものと勘違いし、
ムードを盛り上げるためにリップサービスで過激な発言を繰り返し、
テレビ局が内藤側に話をつけて、てっきり自分は勝てるものと思ってリングに上がったら、
オイオイ、内藤はマジで強いじゃねーか! 話が違うじゃねーか!
このままじゃ負けちまう! 切腹なんてジョーダンじゃねーぜ!
・・・ああ、負けちまった。 マスコミがうるせーだろーなー。
あれ? なんでテレビ局はフォローしてくれねーんだ?
今まであれだけ持ち上げといて、視聴率を取るだけ取ったら用ナシなのかよっ!
オレはいったい今まで何をしてきたんだ・・・


と、思っているとしたら、若干ではあるが同情の余地はある・・・ような気もするが、
いやしくも 「プロ」 と名のつく 「ファイター」 が、お客さんから同情されるような体たらくでは、
ハッキリ言ってプロボクサーとしての価値はゼロに等しい。


もし、亀田大毅が己の名誉のために再起を目指すのであれば、
「もう日本でなんかやってらんねーよ!」 と捨て台詞を残して、
メキシコ当たりで修行して、世界王者になって凱旋帰国して、
大威張りでこう言ってやれいっ!

オイッ! TBSッ! 
オレの世界タイトルマッチをテレビ中継したかったら、
ファイトマネーとしてキャッシュで10億円用意しろっ!
そうしたら考えてやってもいいぜ~。
あ、他のテレビ局でしたらン百万円で結構です。
よろしくお願いしま~す。


なんてね。

こんな妄想もたまには面白いと思うけど、どーよ?




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