こころ

芸術でも仕事でも 「心を込める」 ことは大事。
つーか、オレに言わせりゃアタリマエのことであり、
お客さんに対する、リスナーに対する最低限の "礼儀" であると考える。

なのでオイラ的には、ここにもうひとつお題を追加したい。

「では、具体的にどのように "心" を込めているのか?」 と言うこと。

これこそがプロとアマ、上手いと下手クソの境界線であると考える。

アマチュアミュージシャン100人に、
「あなたは心を込めて歌を歌っているか?」
と尋ねれば、間違いなく100人全員がイエスと答えるはず。

にも拘わらず、オイラの心に響くオンガクとそうでないものがあるのは何故?

大事なのは、どうしたら自分の "心" を他人により効果的に伝えることができるのかを、
必死に考え、試行錯誤を繰り返して、何度も失敗を重ねて、
その結果、自分なりの方法論を確立させることだと、オイラは考える。

何度も書いているが、悲しい気持ちを、うれしい気持ちを、怒りの気持ちを
表現しようと思ったら、どのような歌い方、弾き方をすれば効果的なのか、
それを考えることはさほど難しいことではないと思う。


たとえばオイラがギター弾き語りをしてもなかなかお客さんに "心" が伝わらない理由は、
歌が下手でギターが下手だから、が間違いなく第一の要因である。

本当に心底お客さんに "心" を伝えたいと思ったら
必死に勉強して、練習して、オンガク技術の向上に全力を注ぐはず。

「下手でも "心" を込めて歌えば、きっとお客さんに伝わるはず」
なんてのは練習嫌いの言い訳に過ぎない。

少なくとも下手クソの歌やギターは、オイラの心には伝わらない。

固いことを言うようだが、
オイラはアマチュアミュージシャン同士の 「つながり」 を仲良し倶楽部に終わらせたくはない。




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