松本隆ワールドの集大成 「言葉」 by 吉田拓郎
本曲は、1978年に 吉田拓郎 が復活をかけてリリースした2枚組アルバム 「Rolling30」 に収録。
ちなみにこのアルバムは全21曲中、18曲を松本隆が作詞担当しており、
松本+拓郎コンビの集大成的な内容となっている。
本アルバムを拓郎のベストアルバムに挙げるファンも少なくない。
(少なくともオイラと森下さんの意見は合致しとります)
ちなみにこのアルバムは全21曲中、18曲を松本隆が作詞担当しており、
松本+拓郎コンビの集大成的な内容となっている。
本アルバムを拓郎のベストアルバムに挙げるファンも少なくない。
(少なくともオイラと森下さんの意見は合致しとります)
ハッキリ言って 「曲」 そのものに特記すべきワザは何ひとつない・・・と書いてしまうとミもフタもないが、
やっぱりこの曲は 「詩」 がすべてであろう。
やっぱりこの曲は 「詩」 がすべてであろう。
男目線からの 「告白」 の過程を綴った内容であるが、
いやもう、ホントに素晴らしい言い回しの日本語が、これでもかと言うくらいに炸裂しとります。
いやもう、ホントに素晴らしい言い回しの日本語が、これでもかと言うくらいに炸裂しとります。
たとえばこんな表現の仕方、オイラにはとても思いつきまへん。
「打ち明けた」 ではなく 「僕は一言 闇に浮かべた」
「言葉に詰まる」 ではなく 「時を両手で持て余す」
「決心した」 ではなく 「(心の奥の暗い迷路で)道標を見た」
「言葉に詰まる」 ではなく 「時を両手で持て余す」
「決心した」 ではなく 「(心の奥の暗い迷路で)道標を見た」
また、「鳥籠」 とか 「硝子箱」 なんて単語の使い方も秀逸だし、
1~5番までの告白から電話を切るまでの過程の心象風景と、
最後のオチである6番の総括(?)まで、
まったく無駄のない美しい日本語がちりばめられています。
1~5番までの告白から電話を切るまでの過程の心象風景と、
最後のオチである6番の総括(?)まで、
まったく無駄のない美しい日本語がちりばめられています。
とても真似できるような、応用の利くような作詞術ではありませぬが、
ぜひぜひ参考にしてみてはいかがでせう?
ぜひぜひ参考にしてみてはいかがでせう?
当然ながら、吉田拓郎以外にも数多くのミュージシャンの素ん晴らしい作品の宝庫となっとります。
作詞に行き詰っているアマチュアミュージシャンにはぜひオススメしたい!
・・・と言っても完全限定生産なので入手するのは至難のワザですが。
作詞に行き詰っているアマチュアミュージシャンにはぜひオススメしたい!
・・・と言っても完全限定生産なので入手するのは至難のワザですが。
言葉
電話の声は囁き混じり ごめん起こしてしまったんだね
今 他愛ないやりとりの後 僕は一言 闇に浮かべた 「愛してる」
今 他愛ないやりとりの後 僕は一言 闇に浮かべた 「愛してる」
月並みすぎる一言だけど 他にどうにも言い方がない
静けさの後 驚く君が 時を両手で持て余している 「愛してる」
静けさの後 驚く君が 時を両手で持て余している 「愛してる」
そう3ヶ月悩んできたよ そして最後の3日は苦しみ
心の奥の暗い迷路で たった5文字の道標見た 「愛してる」
心の奥の暗い迷路で たった5文字の道標見た 「愛してる」
君は未来を恐がっているし 僕は過去へと縛られている
こんなどこにも転がっている言葉が いちばん重いんだなんて 「愛してる」
こんなどこにも転がっている言葉が いちばん重いんだなんて 「愛してる」
預っとくって そう言うんだね 僕の言葉を鳥籠に入れちまって
そうさ君の部屋の硝子箱に入れて ゆっくり眺めて見るんだね 「愛してる」
そうさ君の部屋の硝子箱に入れて ゆっくり眺めて見るんだね 「愛してる」
恐い言葉を言ってしまった もう友だちでいられないんだよ
人生さえも塗りかえるほど 恐い言葉を言ってしまった 「愛してる」
人生さえも塗りかえるほど 恐い言葉を言ってしまった 「愛してる」
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▼ 7月定例やまぼうしライブ
日時 : 7月13日(金)19時30分~21時00分
会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
料金 : @500円(ワンドリンク付き)
対戦 : やまぼうしアコースティック級王座決定戦 90分二本勝負
塩倉亮治(Tide & Wave 所属)vs 丸山研二郎(創作処所属)
日時 : 7月13日(金)19時30分~21時00分
会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
料金 : @500円(ワンドリンク付き)
対戦 : やまぼうしアコースティック級王座決定戦 90分二本勝負
塩倉亮治(Tide & Wave 所属)vs 丸山研二郎(創作処所属)
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