山下達郎の愛用マイク「ベイヤーM500」の秘密に迫る!
・・・なーんて大そうなブログタイトルを付けちまったが、どーするよ、オレ。
そんじゃまあ、早々にM500が他のマイクと違うポイントの種明かしをしよう。
実はこのM500、ぬわんと リボンマイク と言うのがその正体なのだ!
リボンマイクとは何ぞや?
リボンマイクってのは、ダイナミックマイクの一種ではあるものの、
シュアーのSM58に代表される 「いわゆるダイナミックマイク」 が 「ムービングコイル型」 であるのに対し、
こいつは 「リボン型」 と呼ばれていたらしいが、
いつの頃からか 「リボン型」 の需要は激減し、
ダイナミックマイク=ムービングコイル型、と言う図式が定着した、と言うのが実際のところのようだ。
ではなぜ 「リボン型」 の需要が激減したのかと言うと、
「コンデンサマイク」 で代用できるようになったから、ってのがその主な原因らしい。
いや、「代用」 ってのは適切じゃないな。
「より高性能なコンデンサマイクの方が一般的になった」と言う説明の方が正しいだろう。
つまり、コンデンサマイクのように 「低域から高域までフラットな周波数特性で収録できる」
と言う特徴を持ったダイナミックマイクと言うのがリボンマイクの一般的な特徴だったのだ。
しかし、コンデンサマイクに比べてリボンマイクには、その構造上から
「吹かれに弱い」 、 「出力ゲインが低い」 と言う欠点があり、
いつしかユーザーから敬遠されるようになった。
その後、安価で高性能なコンデンサマイクが次々とリリースされてきたのは、
音楽関係者ならご承知のとおりだろう。
そんな事情により、もはや絶滅寸前のリボンマイクなのだが、
やはりどこの世界にもマニアと言う方はいるようで、
未だにリボンマイク独特の音質にこだわるミュージシャンに細々と使われ続けている。
その代表格が、山下達郎 であり、小田和正 なのだと思う。
さて、改めてこのリボンマイク、ベイヤーM500 の特徴なのだが、
昨日もブログったとおり、とにかく吹かれに弱く、出力が低く、高域が出ない(ように聴こえる)。
しかし、著名なレコーディングエンジニアが書かれたリボンマイクの解説文などを読むと、
「繊細で温かみのある音が録れる」 と書かれている。
たしかに実際に自分の声を録音したときは中域がふくよかに録れたような気もするが、
反面、高域が物足りなく思えたものだ。
加えて、繰り返すがとにかく目茶苦茶ポップノイズを拾いまくる。
まー、つまりはこういうことだ。
ポップノイズを出さずに十分な声量で歌うことのできる技量をもった者が使えば、
「繊細で温かみのある音が録れる」 のであろうが、
その技量が伴わない下手っぴーが使ってもリボンマイクの本領が発揮できない、
ってぇことなのだ。
少なくともオイラは一人で勝手にそう解釈してる。
さて、そんな聞き分けのない繊細なお嬢様のようなリボンマイクのM500であるが、
昨日ブログった ノイマンU-67 同様、こちらもすでに生産中止となっている模様。
よって、現物を入手したいと思ったら中古品を探すしか手はない。
・・・が、ただでさえ生産数も流通も少ない製品だけに、まずお目にかかることはあるまい。
もし幸いにゲットできたとしても、アマチュア程度のボーカリストが使いこなせるとは到底思えない。
ちなみに、M500以外に入手可能なリボンマイクはないかなー、と思って、
例によってサウンドハウスのサイトで取扱商品を検索したところ、次の3機種がヒットしやした。
▼これだ!(ワン・ツー・スリー)
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=186^M160^^
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=212^TRION7000^^
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=307^EHR1^^
この中では、CAD の TRION7000、エレハモ の EH-R1 の2つがボーカル向きに思えます。
ベイヤー の M160 は、M500よりもさらに繊細でコンデンサマイクに匹敵するフラットな周波数特性であるゆえ、
ボーカル向きと言うよりは、ドラムのオーバートップやピアノの収録に適している様子。
いずれの製品にも 「ダイナミックでは不可能なナチュラルでウォームな音」 みたいな説明が書かれているが、
それって、「ローファイ」 と表裏一体じゃねーの? とツッコミを入れたくなる今日この頃。
別にM500にはこだわらないが、試しにリボンマイクを使ってみたいと言う方には興味深い製品ではなかろうか?
ま、実際に使ってみてがっかりしても・・・オイラは責任とらねーぜっ。
▼参考リンク
http://www.proaudioheaven.com/index.cfm
■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■
▼ Recording Studio GARAGE MIHO(本館)はこちら
http://www.geocities.jp/garage_miho
▼ 6月定例やまぼうしライブ
日時 : 6月8日(金)19時30分~21時00分
会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
料金 : @500円(ワンドリンク付き)
出演 : 19:30~ BLUES和也(イカサマロック)
20:15~ Blazing Note(アカペラコーラス)
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そんじゃまあ、早々にM500が他のマイクと違うポイントの種明かしをしよう。
実はこのM500、ぬわんと リボンマイク と言うのがその正体なのだ!
リボンマイクとは何ぞや?
リボンマイクってのは、ダイナミックマイクの一種ではあるものの、
シュアーのSM58に代表される 「いわゆるダイナミックマイク」 が 「ムービングコイル型」 であるのに対し、
こいつは 「リボン型」 と呼ばれていたらしいが、
いつの頃からか 「リボン型」 の需要は激減し、
ダイナミックマイク=ムービングコイル型、と言う図式が定着した、と言うのが実際のところのようだ。
ではなぜ 「リボン型」 の需要が激減したのかと言うと、
「コンデンサマイク」 で代用できるようになったから、ってのがその主な原因らしい。
いや、「代用」 ってのは適切じゃないな。
「より高性能なコンデンサマイクの方が一般的になった」と言う説明の方が正しいだろう。
つまり、コンデンサマイクのように 「低域から高域までフラットな周波数特性で収録できる」
と言う特徴を持ったダイナミックマイクと言うのがリボンマイクの一般的な特徴だったのだ。
しかし、コンデンサマイクに比べてリボンマイクには、その構造上から
「吹かれに弱い」 、 「出力ゲインが低い」 と言う欠点があり、
いつしかユーザーから敬遠されるようになった。
その後、安価で高性能なコンデンサマイクが次々とリリースされてきたのは、
音楽関係者ならご承知のとおりだろう。
そんな事情により、もはや絶滅寸前のリボンマイクなのだが、
やはりどこの世界にもマニアと言う方はいるようで、
未だにリボンマイク独特の音質にこだわるミュージシャンに細々と使われ続けている。
その代表格が、山下達郎 であり、小田和正 なのだと思う。
さて、改めてこのリボンマイク、ベイヤーM500 の特徴なのだが、
昨日もブログったとおり、とにかく吹かれに弱く、出力が低く、高域が出ない(ように聴こえる)。
しかし、著名なレコーディングエンジニアが書かれたリボンマイクの解説文などを読むと、
「繊細で温かみのある音が録れる」 と書かれている。
たしかに実際に自分の声を録音したときは中域がふくよかに録れたような気もするが、
反面、高域が物足りなく思えたものだ。
加えて、繰り返すがとにかく目茶苦茶ポップノイズを拾いまくる。
まー、つまりはこういうことだ。
ポップノイズを出さずに十分な声量で歌うことのできる技量をもった者が使えば、
「繊細で温かみのある音が録れる」 のであろうが、
その技量が伴わない下手っぴーが使ってもリボンマイクの本領が発揮できない、
ってぇことなのだ。
少なくともオイラは一人で勝手にそう解釈してる。
さて、そんな聞き分けのない繊細なお嬢様のようなリボンマイクのM500であるが、
昨日ブログった ノイマンU-67 同様、こちらもすでに生産中止となっている模様。
よって、現物を入手したいと思ったら中古品を探すしか手はない。
・・・が、ただでさえ生産数も流通も少ない製品だけに、まずお目にかかることはあるまい。
もし幸いにゲットできたとしても、アマチュア程度のボーカリストが使いこなせるとは到底思えない。
ちなみに、M500以外に入手可能なリボンマイクはないかなー、と思って、
例によってサウンドハウスのサイトで取扱商品を検索したところ、次の3機種がヒットしやした。
▼これだ!(ワン・ツー・スリー)
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=186^M160^^
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=212^TRION7000^^
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=307^EHR1^^
この中では、CAD の TRION7000、エレハモ の EH-R1 の2つがボーカル向きに思えます。
ベイヤー の M160 は、M500よりもさらに繊細でコンデンサマイクに匹敵するフラットな周波数特性であるゆえ、
ボーカル向きと言うよりは、ドラムのオーバートップやピアノの収録に適している様子。
いずれの製品にも 「ダイナミックでは不可能なナチュラルでウォームな音」 みたいな説明が書かれているが、
それって、「ローファイ」 と表裏一体じゃねーの? とツッコミを入れたくなる今日この頃。
別にM500にはこだわらないが、試しにリボンマイクを使ってみたいと言う方には興味深い製品ではなかろうか?
ま、実際に使ってみてがっかりしても・・・オイラは責任とらねーぜっ。
▼参考リンク
http://www.proaudioheaven.com/index.cfm
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▼ Recording Studio GARAGE MIHO(本館)はこちら
http://www.geocities.jp/garage_miho
▼ 6月定例やまぼうしライブ
日時 : 6月8日(金)19時30分~21時00分
会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
料金 : @500円(ワンドリンク付き)
出演 : 19:30~ BLUES和也(イカサマロック)
20:15~ Blazing Note(アカペラコーラス)
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