山下達郎御用達のマイクが欲しいっ！
山下達郎つながりでもういっちょ。
オイラ、山下師匠の大ファンであるので、
どんな楽器や機材を使っているのか、にヒジョーに興味がある。
できることなら自分も同じモノを所有したいと昔から思っている。
では、一昨日のブログの写真に写っていたボーカルレコーディング用に使っているマイクは何？
これは、すでに生産中止になっているドイツ製の超高級ビンテージマイクの逸品で、
「ノイマン Ｕ６７」 と言う機種だそうな。
ちなみに山下師匠は自分専用のマイクを個人所有・管理されているとのこと。
（注）本日のブログのいちばん上の写真に写っているのは、
Ｕ６７に似てはいるが、恐らくノイマンＵ８７と思われ。
山下師匠がＵ６７を使っている写真を探したけどどーしても見つからなかったので、
この写真を使わせていただいたが、いちおう念のためお断りを・・・
もちろんオイラは現物を見たこともなければ触ったこともない。
もし仮に目の前に差し出されたとしても、恐れ多くてとても触るなんてことはできない。
前述のとおりすでにディスコンのため、中古でしか入手は不可能であるが、
まず中古市場に出回ることもなければ、
とても一般ピープルが購入できるような価格で販売されることもない。
むしろ購入できそうな価格が表示された場合は 「怪しい」 と疑うべきであろう。
そんなワケで、山下師匠と同じレコーディング用マイクを所有することは不可能と判明した。
やはり、地方の一介のファンが師匠と同じギアを所有するなんてのは 「夢の夢」 でしかないのだろうか？
いーや、レコーディング用マイクは無理でもライブ用マイクならどーだ？
と言うワケで、山下達郎御用達のライブ用マイクは何だ？と言う情報に、
オイラは長年アンテナを張り続けていた。（若かりし頃の話だす）
そしてついに入手した情報によると、
山下師匠愛用のライブ用マイクは・・・これだ！（ワン・ツー・スリー！）
やはりドイツ製の 「ｂｅｙｅｒｄｙｎａｍｉｃ Ｍ５００」 と言う機種なんだそうな。
そんなワケで、今から約２０年前の１９８０年代中ごろ、
なけなしの資金をはたいて、ようやくオイラは同製品をゲットしたのだった。
・・・とは言うものの、残念ながら新品は現実的な売価ではなかったため、やむなく中古品をゲット。
ちなみにその中古品の売価は、たしか５万円強だったと記憶している。ひえー。
だがしかし、実際に届いた商品と山下達郎のライブ写真に写っているマイクを見比べると微妙に違う。
マイクの先端のグリル部分の色が、オイラのは黒で、師匠のはシルバーなのだ。
（注：オイラ所有のマイクの写真は後日アップします）
改めてカタログやらサウンド＆レコーディングマガジンのバックナンバーで調べてみると
次のような事実が判明した。
グリル部分がシルバーのモノこそが正真正銘の正統な（？）Ｍ５００で、
オイラがゲットした黒いヤツの正式な型番は、 「Ｍ５００ＴＧ」 と言い、
ツアーグループ仕様、つまりライブ専用に若干のチューニングが施されたシロモノだったのだ。
・・・まっいいか。 もう買っちゃったんだし。
と言うワケで、ヲタクな割に大雑把な性格なオレは、早々に現実を受け入れ、
決してライブでは使わない、自宅録音専用のマイクとして使い出したのだった。
・・・のだが、このマイク、実際に使ってみると、
吹かれには弱いわ、高域が出ないわ、出力ゲインが低いわ、と使いにくいことこの上ない。
それこそ昨日ブログった 「ポップガード」 でも立てないことには、
とてもオレ程度のボーカル技量では使いこなせないことを思い知らされた。
ホントに山下師匠はこのマイクをライブで使っているのか？
ポップノイズも出さずに？
出力ゲインも低いからハウリングマージンだって稼げないだろうに？
でも、ライブの写真を見る限り、たしかにベイヤーのＭ５００を使っている。
うーぬ、これこそがプロのボーカリストの実力と言うヤツなのか。
恐れ入りますた。
ところでオイラが知る限り、もうお一方、このＭ５００をライブで使っている著名ミュージシャンがいる。
誰あろう、小田和正、その人であーる。
ただし、小田氏の場合は、グリルの上部にポップガードの代用と思しき白い布をかぶせて使っているのがミソ。
いずれも日本を代表する実力派ベテランボーカリストが使っていると言う事実が、
逆説的にＭ５００というマイクの性能を証明しているような気がする。
さて、ここまで読まれた方の何人かは 「オレもＭ５００を買ってみようかな～」 と思ったのではないか？
そんなワケで、明日のブログではもう少しＭ５００の正体に迫ってみたいと思いまする。
期待しないで待ってておくれやすー。
（ｔｏ ｂｅ ｃｏｎｔｉｎｕｅｄ）
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