歌謡ブラスロックといえば! 「トマト・イッパツ」 by スペクトラム

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昨日ブログったSOJからふと思いついた。

日本で本格的にホーンセクションを取り入れたバンドはどこだっただろう?

って、そんなの考えるまでもなく、やっぱり スペクトラム に尽きるでしょう!

例によってWikipediaでプロフィール等を調べてみると、
1979年結成、1981年解散。

うーぬ、活動期間はたった2年間だったのか。
それにしては、その後の日本のロックに与えた影響力はハンパではない。

オイラは大ファンというワケでもなく、当時(高校生)はそれほど注目もしていなかったが、
吹奏楽部の友人の話によると、全国のブラスバンド高校生たちの 「神様」 的存在だったそうな。

へー、そーなんだー、程度の意識でしかなかったが、
とある日、FM番組で放送されていたスペクトラムのライブ音源を聴いて興味が沸いてきた。

そのライブはRCサクセションとかと共演したイベントのようだったが、
RCのなんともスカしたカンジのラッパに比べると、
スペクトラムのホーンは実にカッコよく、迫力ある演奏に聴こえたものだ。

ちなみにそのFMライブでの最後の曲が、ぬわんとあの サンライズ

後年、スタン・ハンセンが新日本から全日本に移籍し、入場テーマとしてこの曲が流れたときは
「うをー!スペクトラムだぁー!」と、一気にスペクトラムを身近に感じてしまったものだ。


さて、本日ご紹介するのは、そのスペクトラムのファースト・シングル(注:デビューシングルではない)
である 「トマト・イッパツ」(1979年) でござい。

なんとも意味のない歌詞に、やたらとゴージャスな曲とアレンジ。
今聴き直してみても 「なんでこんな歌詞なんだ?」 と未だに思ってしまう。

ま、本人たちにしてみればシャレのつもりなんだろうが(そうか?)、
もちっと真面目に作詞にも取り組んでいたらいいのに、と思っちまいます。

サウンド面で言うと、たしかにそれまでの日本のロックにおけるホーンアレンジよりも緻密と感じるが、
残念ながら、「いい音」 で録音されているとは言い難い。

つーか、この頃の日本のレコーディングって、
なぜかラッパ系の音質が洋楽に比べて圧倒的に劣っているように感じるんだが、どーして?

特に中低域のザラついたカンジが、リップノイズは聴こえないんだけど感じさせるような歪み感が、
著しく失われていると感じますな。


オイラ、スペクトラムのレコードは本曲と 「イン・ザ・スペース」 (シングル)しか所有してないが、
どちらもラッパの音質がイマイチな気がする。

吉野金次氏あたりがレコーディング・エンジニアだったら、
また違った音質、ミックスになったのではないか、と妄想しちまいます。


[ トマト・イッパツ ]

 フタリノ アサハ ネムイ セナカヲムケ チョイト
 ハナシニモ ナラヌ オカシイネ TO
 コイモ アイモ イラナイノヨ ダカラ
 モウスコシ ネタイ シアワセナ フタリ

 ダレモ ジャマデキナイ ナツノヒカリモ
 カオヲヨセテ アマイオサケニ ヨイシレテタフタリ Romanticニ
 ネムルヒマモ オシンデアイヲ ツマンデイタフタリ ツカレタノネ

 ワッチコン ワッチコンコン ワッチコン ワッチコンコン 

 Feel so good, Feel so fine, Good lovers, Good Morning
 Feel so good, Feel so fine, Good lovers, Good Morning

 シビレタ アサハ TOMATO コトバワスレ グーイト
 トマドイノ フタリ テレクサイ TO
 コイモ アイモ ハナスキニハ ナレヌ
 タダアサガ ニクイ シアワセナ フタリ

 シロイ ダブルベッド ヤケニマブシク
 ヒサシブリニ デアッタヨルニ ヨイシレテタフタリ ステキナコトサ
 ネムルヒマモ オシンデアイヲ ツマンデイタフタリ ツカレタノネ

 ワッチコン ワッチコンコン ワッチコン ワッチコンコン 

 Feel so good, Feel so fine, Good lovers, Good Morning
 Feel so good, Feel so fine, Good lovers, Good Morning


http://www.geocities.jp/garage_miho/songs/tomatoippatsu.mp3




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