最近の若いもんはなっとらん(?)

昨晩(2月4日)、フジテレビ系列の番組 「スタメン」 で特集されてましたな。

どうして人は歳をとると 「最近の若いヤツは」 とか 「昔はよかった」 と言ってしまうのか。

結論から言うと、自分の青春時代を肯定したいという心理が働くから、ということらしい。
でもオレ的にはとてもミジメったらしい愚痴にしか思えない。
少なくとも自分はジジイになっても絶対に言わねーぞ!と心に固く誓っている。

むしろオイラの口癖は 「いやー、長生きはするもんだ」 だかんねー。
つい20年前は想像もできなかった夢のような環境が、
テクノロジーの進歩のおかげで実現できているんだから、
感謝こそすれ、昔に戻りたいとはまったく思わねっす。

たとえば、つい20年前の 「夢の楽器」、「夢の録音機器」 と言えば
「フェアライトCMI」、「シンクラビア」 が双璧で、
日本で個人所有していた人は恐らく10人もいなかったのではないか?
(有名どころでは、加山雄三松浦雅也船山基紀

それこそ家一軒どころか2軒・3軒分の価格を投じなければ入手できなかったのに、
現在は50万円も投資すれば遥かにそれを上回る録音環境が構築できてしまう。

もしパソコンの性能向上がなければ、PA・レコーディング機器の価格低下がなければ、
確実に今の自分は存在していない。

そういった意味では 「昔はよかった」 と言う言葉は自己否定そのものであり、
オレにとっての禁句ナンバーワンである。

たしかに以前に比べて音楽製作にかける情熱が下がっている気はするが、
それはすべて自分自身の意識低下の問題であり、第3者のせいにするのは筋違いと言うもの。

まあ、たしかに若いミュージシャンを見て「ぬるいことやってんなー」と思うこともあるが、
そんなのは自分自身が同じくらいの歳の時にも感じていたことであるし、
「今」がとびきりダメな時代とは思えない。


ちょっち話が横にずれるが、オレ的にどーしても許せないと感じているのは、
J-POP史における 小室哲哉黄金時代」 の歴史だす。

断言するが、日本のロック、J-POPを堕落させた張本人が小室哲哉である、
というのがオイラの持論だ。

プロレスヲタク的に言うなら A級戦犯 である。

詳しくはまた改めてブログることとするが、
まったくのトーシロを「アーティスト」に仕立て上げ、
質の悪い商品(音痴なボーカル、ろくでもない楽曲等)を世に送り出した罪は重い。


それはさておき、オイラ自身のポリシーでもあり、
現在20代のミュージシャンにも送りたい言葉がこれ。

Don’t Trust Over 30

よーするに 「30歳以上の大人の言うことはウソばかりだから信じるな!」
っつーことだす。

ギターの教則本とか、PAの指南書とか、レコーディングのノウハウ本とか、
ベテランのバンドマンとか、頑固なPA屋のオヤジとか、専門学校の先生の言うこととか、
全部を否定しろとは言わないが、決してすべてを鵜呑みにするなかれ。

もちろん40歳を超えてるオレの言うことなんかも本気で聞いちゃいけねーぜ。

むしろ大人たちがしかめっ面しちまうようなトンデモナイ音楽を作って欲しいと、
心の片隅でちょっとばかり期待してまする。




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