モニターバランス今昔物語
ここ４～５年、アマチュアバンドライブのＰＡを担当していてよく感じることだが、
昔（１５～２０年くらい前）に比べてモニターバランスに対する苦情が減ってきたと思う。
昔は、ボーカリストからはボーカルが聞こえないとか、
ギタリストからはギターが小さいとか、ドラマーからはギターがデカイとか、
よーするに、自分の音だけはデカく返してくれ、と言うリクエストが多かった。
つーか、みんなテメーの音しか聞く気がないヤツが多かったように思う。
それに比べると、現在、オレがお世話になっているバンド諸兄は
モニターバランスに対するリクエストがヒジョーに少ない。
もちろんＰＡ屋的にはありがたいことこの上ないが、
はて、なぜこういう状況になってきたのか、改めて考察してみた。
考察１／大音量バンドとの付き合いが少なくなった
最近、ハードロックやヘビメタ系バンドのＰＡを担当する機会がめっきり減った。
得てしてこのテのバンドはギターの音量がデカイ。
そのギター音量に負けないモニター音量を出そうとすると、
今度はボーカルマイクのモニターのハウリングとの戦いになる
そういうバンドが出演するライブのＰＡの機会がほとんどなくなった。
考察２／上手いバンドとしか残らなかった
上手いバンドは、ＰＡがモニターバランスを作る以前に、
生音（ナマオト）のバランスそのものがしっかりしている。
なので必要最小限の音量で、絶対的に生音の音量が不足しているパート（ボーカル等）を補えば、
それだけでモニターバランスが取れてしまうというカラクリ。
そして、１０年も２０年も音楽活動を続けていると、結局残るのは上手いヤツらだけなんである。
考察３／トシをとった
昔は、当然のことながらバンドも若ければオレも若かった
で、お互いにワケがわからぬまま試行錯誤しながらライブをこなしていたというのがホントのところ。
だが、バンド側が年上だったりすると、ハッキリ言って若造ＰＡはナメられるのだ。
それなりに技量があれば対処もできただろうが、試行錯誤を繰り返してる身では、
バンドのリクエストに十分応えることもできず、ただ文句を言われ続けるしかなかった。
そんなオレでも４０歳を過ぎると、別に貫禄が出てきたわけでもないのに、
やたら回りが気を遣ってくれたり、昔と同じことをやっても今の方が過大評価されているような、
そんな気がしますダニ。
これって、ただ単純にトシをとった功績なのかしらん？
考察４／ＰＡ機器のクオリティが向上した
自分でＰＡ機材を集めだした頃から、ちょうどＰＡ機材のデジタル化が促進され、
アマチュアの購入できる価格帯では、確実にアナログ機器よりデジタルの方が音質向上した。
音質が向上するとどうなるか？
もちろん出音がクリアになるのは当然として、実はもうひとつ、
ハウリングしにくくなる、という副産物（？）もあったりする。
一説によると、ハウリングってのは音質的にフラットでないから発生するモノなので、
もしオーディオ的に完全フラットな機器があればハウリングは発生しないとのこと。
なので昔の歪率の多いＰＡ機材に比べて、現在の機器の方がハウリングはしにくくなっていると思われ。
とまあ、こんな具合に考察をしてみたが、
上記以外にも「キャリアを重ねたことによるノウハウの積み重ね」と言う理由も少なからずある。
よーするに、
「継続は力なり」
「好きこそものの上手なれ」
ってぇことですズラ。
さらに付け加えるなら、
「若い頃の苦労は買ってでもしろ」
ってところかな。
いやー、昔の人はうまいこと言ったもんだ。
このトシになって、つくづく実感するだーよ。
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今年もストリートフェスティバル・イン・シズオカに出演しますっ
▼イベントの概要
日 時 １１月２５日（土）１１時～１９時
１１月２６日（日）１１時～１８時
場 所 静岡市葵区青葉シンボルロード 他
詳 細 http://www.streetfestival-shizuoka.com/whats.html
▼関係各位のスケジュール
・ＢＬＵＥＳ和也
①２６日（日）１３時００分～１３時３０分／ＢＬＯＣＫ １
②２６日（日）１５時３０分～１６時００分／ＢＬＯＣＫ ２
・あやあね
①２６日（日）１３時３０分～１４時００分／ＢＬＯＣＫ １
②２６日（日）１６時３０分～１７時００分／ＢＬＯＣＫ ５
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あやあねさん情報！
・2006.11.26 ストリートフェスティバルにあやあねさん出演！
（詳細は上記）
・2006.09.03 Calling You Live ～晩夏の歌会～ の模様はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/garage_miho/folder/1472945.html
・アットエスのアーティスト紹介ページはこちら
応援メッセージを書き込んで下さいっ！
http://www.at-s.com/bin/musi/MUSI0110.asp?id=D8773
・あやあねさん紹介ブログはこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/garage_miho/31496238.html
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▼ Recording Studio GARAGE MIHO（本館）はこちら
ＮＥＷ！ アーバンギアのシミフェスライブ音源をアップ！
http://www.geocities.jp/garage_miho
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昔（１５～２０年くらい前）に比べてモニターバランスに対する苦情が減ってきたと思う。
昔は、ボーカリストからはボーカルが聞こえないとか、
ギタリストからはギターが小さいとか、ドラマーからはギターがデカイとか、
よーするに、自分の音だけはデカく返してくれ、と言うリクエストが多かった。
つーか、みんなテメーの音しか聞く気がないヤツが多かったように思う。
それに比べると、現在、オレがお世話になっているバンド諸兄は
モニターバランスに対するリクエストがヒジョーに少ない。
もちろんＰＡ屋的にはありがたいことこの上ないが、
はて、なぜこういう状況になってきたのか、改めて考察してみた。
考察１／大音量バンドとの付き合いが少なくなった
最近、ハードロックやヘビメタ系バンドのＰＡを担当する機会がめっきり減った。
得てしてこのテのバンドはギターの音量がデカイ。
そのギター音量に負けないモニター音量を出そうとすると、
今度はボーカルマイクのモニターのハウリングとの戦いになる
そういうバンドが出演するライブのＰＡの機会がほとんどなくなった。
考察２／上手いバンドとしか残らなかった
上手いバンドは、ＰＡがモニターバランスを作る以前に、
生音（ナマオト）のバランスそのものがしっかりしている。
なので必要最小限の音量で、絶対的に生音の音量が不足しているパート（ボーカル等）を補えば、
それだけでモニターバランスが取れてしまうというカラクリ。
そして、１０年も２０年も音楽活動を続けていると、結局残るのは上手いヤツらだけなんである。
考察３／トシをとった
昔は、当然のことながらバンドも若ければオレも若かった
で、お互いにワケがわからぬまま試行錯誤しながらライブをこなしていたというのがホントのところ。
だが、バンド側が年上だったりすると、ハッキリ言って若造ＰＡはナメられるのだ。
それなりに技量があれば対処もできただろうが、試行錯誤を繰り返してる身では、
バンドのリクエストに十分応えることもできず、ただ文句を言われ続けるしかなかった。
そんなオレでも４０歳を過ぎると、別に貫禄が出てきたわけでもないのに、
やたら回りが気を遣ってくれたり、昔と同じことをやっても今の方が過大評価されているような、
そんな気がしますダニ。
これって、ただ単純にトシをとった功績なのかしらん？
考察４／ＰＡ機器のクオリティが向上した
自分でＰＡ機材を集めだした頃から、ちょうどＰＡ機材のデジタル化が促進され、
アマチュアの購入できる価格帯では、確実にアナログ機器よりデジタルの方が音質向上した。
音質が向上するとどうなるか？
もちろん出音がクリアになるのは当然として、実はもうひとつ、
ハウリングしにくくなる、という副産物（？）もあったりする。
一説によると、ハウリングってのは音質的にフラットでないから発生するモノなので、
もしオーディオ的に完全フラットな機器があればハウリングは発生しないとのこと。
なので昔の歪率の多いＰＡ機材に比べて、現在の機器の方がハウリングはしにくくなっていると思われ。
とまあ、こんな具合に考察をしてみたが、
上記以外にも「キャリアを重ねたことによるノウハウの積み重ね」と言う理由も少なからずある。
よーするに、
「継続は力なり」
「好きこそものの上手なれ」
ってぇことですズラ。
さらに付け加えるなら、
「若い頃の苦労は買ってでもしろ」
ってところかな。
いやー、昔の人はうまいこと言ったもんだ。
このトシになって、つくづく実感するだーよ。
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今年もストリートフェスティバル・イン・シズオカに出演しますっ
▼イベントの概要
日 時 １１月２５日（土）１１時～１９時
１１月２６日（日）１１時～１８時
場 所 静岡市葵区青葉シンボルロード 他
詳 細 http://www.streetfestival-shizuoka.com/whats.html
▼関係各位のスケジュール
・ＢＬＵＥＳ和也
①２６日（日）１３時００分～１３時３０分／ＢＬＯＣＫ １
②２６日（日）１５時３０分～１６時００分／ＢＬＯＣＫ ２
・あやあね
①２６日（日）１３時３０分～１４時００分／ＢＬＯＣＫ １
②２６日（日）１６時３０分～１７時００分／ＢＬＯＣＫ ５
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あやあねさん情報！
・2006.11.26 ストリートフェスティバルにあやあねさん出演！
（詳細は上記）
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・アットエスのアーティスト紹介ページはこちら
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