さよならジュピター
そんなオレが映画館で観た数少ない作品のひとつが
さよならジュピターと言う映画。
最近、「日本沈没」 のリメイクで何かと話題に上る
日本のＳＦ小説界の巨匠・小松左京 大先生の作品である。
実は、昨日（７月２７日）の日本経済新聞に
「私の履歴書」ってなコーナーに小松左京自身が
この「さよならジュピター」についてコメントしているのを見つけ、
久しぶりに思い出してしまったワケである。
小松左京大先生のコメントによると、
「日本特撮史に残る仕事をした」 と書かれているが、
残念ながら、インターネット上での本作品に対する評価は、
「日本特撮史上ワーストワン」
との辛らつな意見がほとんどだったりする。
オレ的には「そこまで言うか？」と思ったりするが、
少なくとも名作ではない。
確かに宇宙の風景（？）なんかは「それっぽい」気もするが、
「灯台元暗し」というか、
それ以外の普通のシーンがなんとも珍妙なのであーる。
イルカを崇める宗教団体が出てきたり、
教祖様がフォーク歌手だったり、
そのイルカやサメのハリボテが悲惨だったり、
その宗教団体の幹部らしき人物がいとも簡単に宇宙船に乗り込んだり、
イマイチ納得がいかない理由で宇宙開発の妨害工作をしたり、
無重力状態でエッチしたり、
数え上げたらキリがないツッコミどころ満載の映画なんだな。これが。
まあ、映画館で観た当時は「こんなモノか」程度だったが、
数年後テレビで見直したら「ちょっとこれは」となり、
最近、インターネットで世間一般の評価を見るにつけ「やっぱりそうか」となってきた。
もし、「日本沈没」リメイクがヒットしてしまったら、
この「さよならジュピター」ももしかして…
そう妄想すると背筋が…
いやいや夏らしくてそれも一興か。
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